街とその不確かな壁
読了。久々の村上春樹作品。 街とその不確かな壁 (著)村上春樹街とその不確かな壁Amazon(アマゾン)2,822円 「あとがき」に、本作品の核となったのは1980年に文芸誌に発表した「街と、その不確かな壁」で、納得がいかず書籍化しなかったと書かれていた。 その後、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」として改作したそうだが、その40年後に書き直したものが本作品のようだ。...
View Articleバーナード嬢曰く。
読了。本書はマンガである。 バーナード嬢曰く。 (著)施川 ユウキ バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)Amazon(アマゾン) 女子高校生「バーナード嬢」こと町田さわ子は、図書室の常連である。一見、かなりの読書家に見えるが、実は誰かが見ている時だけ読書をし、誰も見ていないときは読んでいないようだ…。...
View Article表装ものがたり
読了。 表装ものがたり 書画を彩る名脇役を知る (著)濱村繭衣子表装ものがたり 書画を彩る名脇役を知るAmazon(アマゾン) 日本画を鑑賞するときに、表装の美しさにうっとりするときがある。しかし、図録には絵画のみが掲載され、表装までは含まれていないことが一般的ではないだろうか。 撮影可の展覧会のときは、素敵だなと思った作品は表装まで撮影させてもらうことにしている。...
View Articleテート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ
久々の国立新美術館! 「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」展である。 本展覧会は、テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした作品120点、18世紀末から現代までの作品を紹介したものである。 大変嬉しいことに、かなりの作品が撮影可であった。 ジョン・ブレット 「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」1871年 油彩/カンヴァス...
View Articleテート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ その2
(昨日から続く) ワシリー・カンディンスキー 「スウィング」 1925年 油彩/板 解説パネルにこうあった。「絵画は音楽のように抽象的であるべきだ」という考えに基づいて多くの作品を残しました。 まさしく、楽しい音楽が聞こえてきそう。 ジュリアン・オピー 「声、足跡、電話」 2000年 タイプCプリント、マット加工のアルミフレーム...
View Article越後屋若狭 「水ようかん」
昨日、私はクーラーバッグを持参して、新宿の百貨店に馳せ参じたのである。 じゃーん、ついに!! 夢にまで見た「越後屋若狭」の「水ようかん」である! 昨年夏に雑誌「和樂」のバックナンバーで本品についての記事を読み、ぜひ食べたいと思っていたが、あまりの暑さに両国のお店までたどり着けない…と断念。 その後、小説「言葉の園のお菓子番...
View Articleリタイア夫の妻たちへ 整えたいのは家と人生 実は夫もね・・・
読了。「ハウスキーピングサロン」、「おもてなしサロン」をご自宅でされているマダム市川こと市川吉恵氏の最新刊である。 リタイア夫の妻たちへ 整えたいのは家と人生 実は夫もね・・・ (著)市川吉恵リタイア夫の妻たちへ 整えたいのは家と人生 実は夫もね・・・Amazon(アマゾン) 本書は、まずは年齢を重ねた人向けのハウスキーピングの方法、リタイアした夫と愉しく暮らす秘訣が紹介されている。...
View Articleもう別れてもいいですか
読了。ドッキリするタイトルである。 もう別れてもいいですか (著)垣谷美雨もう別れてもいいですかAmazon(アマゾン) 主人公・原田澄子は地方に住む58歳のパート主婦である。娘2人ともすでに家を出て、夫婦二人の生活である。夫のことは大嫌いである。 この主人公は、恐らく私と同じか年齢がそう変わらない設定だと思うが、私からすると、少し上の世代の女性の考え方とか生き方というかそういうふうに感じた。...
View Article87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし
読了。 昭和9年(1934)生まれの現役ユーチューバーである多良美智子氏のエッセイである。 家族とともに住み続けてきた団地に、現在はひとり暮らし。 文章とともに、著者のお宅の写真もたくさん掲載されており、趣味の良い、心地よく整えられたお部屋の様子が紹介されていた。 87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし (著)多良美智子87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らしAmazon(アマゾン)...
View Articleソール・ライターの原点 ニューヨークの色
昨日、渋谷ヒカリエホールで開催の「ソール・ライターの原点」展に行ってきた。 ニューヨークの写真家ソール・ライターの展覧会である。写真だけでなく絵画も展示。 2020年に「Bunkamura ザ・ミュージアム」で催された「永遠のソール・ライター」展。かなり評判だったが、確か、コロナウィルス完成拡大防止のため会期途中で中止になってしまったように思う。気になっていたが、訪れられなかった。...
View Article美味しいもの 大阪 三重 名古屋
所用があり、大阪を訪れた。 駅を歩く人が持つ「551HORAI」のショッパーに目がいく。私もお土産に買おうかしら…とお店に行くと、ものすごい行列。ふと見ると、売店の隣にレストランがあるではないか。こちらは、そう待たずに入店できる雰囲気。 豚まんが食べたい!と「551点心セット」にした。 アツアツの蒸したての豚まん、美味しい~。「551担仔麺」も何だかとっても美味しい~。大変満足であった。...
View Articleタルタルガさんの靴が来た!2023夏
6月9日にタルタルガさんのポップアップストアに行った。その時にお願いした靴が届いた。 わーい。 今回は愛用のショートブーツと同じものを新たに作っていただいた。 すっきりとしてどんな洋服にも合う大変便利なブーツなのである。 新しく届いたものが左、2017年からずっと愛用したものが右。こうやって並べてみると、旧ブーツの革が伸び、全体的に広がっており、くたびれていることが分かる。...
View Article月岡温泉
新潟県に行ってきた。 東京駅から新幹線に乗った。東京駅構内はとても魅力的な「美味しいものスポット」なのである。 新幹線内のおやつ、こんな可愛いカップケーキを求めた。 左は「マスカットチーズケーキ」。チーズケーキの上にマスカットゼリー入りのチーズがのっていて、一番上にフレッシュマスカット。運んでいるうちに、ちょっとズレてしまったか。...
View Articleジェイン・エア(上)(下)
2回の旅行中に読んでいた。 高校生が「ジェーン・エア」を読んで書いた感想を読んだ。「幸せとは何かと考えた」そうである。ふむ…。「ジェーン・エア」は大変有名な作品であり、だいたいのあらすじは知っているものの、私は未読であり、興味が出てきたので読んでみることにした。...
View Article虫めづる日本の人々
久々のサントリー美術館である。 「虫めづる日本の人々」展である。主に江戸時代の、虫が描かれた絵画、工芸品が展示されていた。 ポスターに使われているのは、伊藤若冲の重要文化財「菜蟲譜」(江戸時代 寛政2年(1790)頃)佐野市立吉澤記念美術館蔵 館内の写真撮影コーナーにも。 本作品は8/9からの展示ということで本日訪れたのだ。...
View Articleユキ・パリス 幸せをよぶ手仕事
キュレーター、コーディネーターであるユキ・パリス氏のヨーロッパ各地で蒐集した刺繍、レースなどの作品、そしてそれを作るための道具類などを紹介した一冊。...
View Article日本の美・鑑賞入門 しりとり日本美術
出光美術館に行ってきた。 2月末の「江戸絵画の華〈第2部〉京都画壇と江戸琳派」展以来である。 この専用エレベーターの扉、素敵。撮影可とのことだった。 今回は「日本の美・鑑賞入門 しりとり日本美術」展。 8月5日から9月3日という短い会期、今日まで夏休みという同行者と鑑賞。私も自宅で明日は仕事だ。 美術館のwebサイトによると、...
View Article月の立つ林で
読了。2023年第20回本屋大賞5位作品。 私は2021年第18回本屋大賞2位作品の『お探し物は図書室まで』を読んでおり、昨年第19回にも2位になった『赤と青とエスキース』はまだ読んでいないが、本作品で3年連続の受賞である。 月の立つ林で (著)青山美智子月の立つ林でAmazon(アマゾン)...
View Articleユキ・パリス ずっともの探し
読了。図書館で、ユキ・パリス氏の著作を探していたときに、先日読了した『ユキ・パリス 幸せをよぶ手仕事』とともに見つけた。 本書は休刊になってしまった雑誌『ミセス』の連載をまとめたもの。 ユキ・パリス ずっともの探し (著)ユキ・パリスユキ・パリス ずっともの探し -Unending Hunt-Amazon(アマゾン)...
View Article高野光正コレクション 発見された日本の風景
今日は日本橋に行ってきた。 地下鉄を降りて、「ん?」と近寄ると、 「日本橋南詰盛況乃圖」 山口晃 2021 解説パネルによると、江戸から現在までの様々な街並みを混在させて描いているとのこと。これは楽しい。 私の目的地はこちら。もちろん、ちゃんと描かれている。(解説パネルに「協賛:株式会社高島屋」と書かれていた)...
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