現代生活独習ノート
読了。津村記久子氏の短編集である。8つの物語が収録されており、それぞれ全く違う雰囲気で、楽しめた。 現代生活独習ノート (著)津村記久子現代生活独習ノートAmazon(アマゾン)831〜3,630円 付箋を貼った部分(太字は本書からの引用である)。 「レコーダー定置網漁」...
View Article日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱 後期展示
東京藝術大学大学美術館に行ってきた。 今日から、「日本美術をひも解く」展の後期展示が始まるのだ。 お目当ては、伊藤若冲の国宝「動植綵絵」。2016年の東京都美術館「若冲展」を思い出す(この時はまだ国宝ではなかったのだとしみじみ)。今回は全30幅のうち、10幅が展示される!...
View Article芸術×力 ボストン美術館展
東京都美術館に行ってきた。 最近、よく上野に来ている。9月中にもう1度訪れたいと思っているが・・・。 本日は、「芸術×力 ボストン美術館展」である。インターネットの、展覧会を解説付きで会場から生中継する「ニコニコ美術館」の「東京都美術館「ボストン美術館展...
View Article物語のものがたり
昨晩、読了。本書は、著者が執筆した児童文学関係の書評、解説などを集めたものである。 物語のものがたり (著)梨木香歩物語のものがたりAmazon(アマゾン)351〜4,730円 2021年3月16日発行ということで、新しい!と思い図書館で借りた。自宅で目次を見てびっくり。...
View Article日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱 後期展示②
東京藝術大学大学美術館に行ってきた。 「日本美術をひも解く」展の後期展示②が9月6日から始まっている。 本展覧会は、前期展示①が8/6~8/28、②が8/6~9/4後期展示①が8/30~9/25、②が9/6~9/25となっている。 それぞれの期間に重なりがあり、 私は、まず8/23に訪れ、前期展示①と②を鑑賞。この期間しか展示されない素晴らしい作品がたくさんあった。...
View Article芸術×力 ボストン美術館展 2回目
東京都美術館に行ってきた。 9月22日に「芸術×力 ボストン美術館展」を訪れ、大満足したことを力説していたら、ぜひ行きたいという声がかかり、通常月曜日は休館の東京都美術館がなんと本日9月12日(月)は開館していると調べてくれ、そして一番早い時間帯である9:30~の日時指定チケットまで手配してくれたのだ。...
View Articleフィン・ユールとデンマークの椅子展
昨日9月12日に東京都美術館に行ってきた。朝一番に「芸術×力 ボストン美術館」展を鑑賞し、パンダ肉まんなど点心に舌鼓をうち、英気を養った後、東京都美術館に戻った。 「フィン・ユールとデンマークの椅子」展へ! デザインする椅子が「彫刻のような椅子」と評されるフィン・ユールの作品と、デンマークの椅子のデザインが育まれた背景を紹介した展覧会。撮影可のところも多く、大変楽しく見学した。...
View Article草木鳥鳥文様
読了!本書は、ユカワアツコ氏が抽斗の底の部分に描いた鳥と草木を、長島有里枝氏が撮影した写真。それに梨木香歩氏がエッセイを寄せている。とても素敵な図書である。 草木鳥鳥文様 (文)梨木香歩 (絵)ユカワアツコ (写真)長島有里枝草木鳥鳥文様 (福音館の単行本)Amazon(アマゾン)2,421〜9,570円...
View Article樽
数日前に読了。本書は津村記久子氏の「やりなおし世界文学」で紹介されていたもの。 津村氏は加賀山卓朗訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読まれているが、図書館には創元推理文庫の霜島義明訳があったので、こちらを借りて読んだ。とても読みやすい翻訳だったように思う。 樽 (著)F・W・クロフツ (訳)霜島義明樽【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon(アマゾン)300〜4,825円...
View Article高橋朋子展 Lucite Gallery
本日は浅草橋のルーサイトギャラリーに行ってきた。 「高橋朋子展」である。昨日9/23が初日で、私は初日の朝一に参上すべく予定を立てていたが・・・・。思った以上に仕事に手こずってしまい、関係各位に迷惑をかけ、何とか昨晩仕事を仕上げ、本日、向かったのである。...
View Article美をつくし ー大阪市立美術館コレクション
サントリー美術館に行ってきた。 日本で3番目の公立博物館として1936年に開館した大阪市立美術館。現在、開館90周年に向け大規模改修工事で休館中ということで、同館の優品が展示されている。 本展覧会では一部撮影可能ということで、大変ありがたく撮影させてもらった。 「銅造 誕生仏立像」 (白鳳時代・7~8世紀) 田万コレクション...
View Article美をつくし ー大阪市立美術館コレクション メンバーズ内覧会 スライドレクチャー
久々のスライドレクチャーである!コロナ禍において、密を避けるため、スライドレクチャーも人数をぐっと絞り、抽選となった。これまで落選を続けていた私であったが、ようやく当選することができた! そして、ついに「メンバーズクラブ会員限定スタンプカード」が全て埋まった。こちらは回収とのことだったので、窓口で記念撮影をさせていただいた。 その引き替えにいただいたのが、これ。...
View Article増上寺 三解脱門 特別公開
増上寺の三解脱門の建立400年記念特別公開に、出張で上京した姉に誘ってもらって、行ってきた。 通常は閉じている上層の扉が開いている。 門のこれは何だろう。 上部に三つ葉葵。 チケットを購入し、荷物をコインロッカーに預け、門の楼上へ。 元々作られている階段の上に、架設のハシゴのような非常に急な階段が付けられており、恐怖と戦いながら、手すりを頼りに上っていく・・・。...
View Articleやさしい猫
読了。マヤという高校生の女の子が誰かに向かって、「きみ」という二人称で話している。「きみ」とはいったい誰なのか、最後に分かってビックリ。 マヤが話しているのは、マヤの母であるミユキさんとスリランカ人のクマさんの物語である。 やさしい猫 (著)中島京子やさしい猫Amazon(アマゾン)1,986円 マヤの父は、マヤが幼い頃に亡くなり、ずっと母のミユキさんが保育士として働き、二人で生活をしていた。...
View Article妄想美術館
読了!図書館にリクエストして、何ヶ月待ったか・・・。 漫画『テルマエロマエ』の作者、テレビ出演も多いヤマザキマリ氏と、美術館勤務を経て小説家となった原田マハ氏の美術談義である。 妄想美術館 (著)原田マハ・ヤマザキマリ妄想美術館 (SB新書)Amazon(アマゾン)495円...
View Articleあずかりやさん 満天の星
読了。「あずかりやさん」シリーズの第5弾。 「あとがき」に、前作で告知の「あずかりやさんに預けてみよう!キャンペーン」に応募された中から複数のあずかりものが登場していると書かれていた。 今回登場しなかったものは「次作の宿題」とあったので、今後も楽しみである。 あずかりやさん 満天の星 (著)大山淳子あずかりやさん 満天の星Amazon(アマゾン)608〜5,490円...
View Article響きあう名宝 曜変・琳派のかがやき
静嘉堂文庫美術館に行ってきた。 『静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅰ 響きあう名宝 -曜変・琳派のかがやき-』展である。 世田谷区岡本から、丸の内の明治生命館に移転した静嘉堂文庫美術館。重要文化財建築の明治生命館に見惚れていたら・・・、入り口がどこか分からなくなって、焦った。入り口は道にあるのではなく、丸の内MY...
View Articleチョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学
読了!SNSで本書のタイトルをよく見かけ、「チョンキンマンション(重慶大厦)」の部分に強く惹きつけられた。 脳裏には、香港映画『恋する惑星(重慶森林)』が浮かび、フェイ・ウォン(王菲)の歌う『夢中人』が流れた。もちろん、重慶大厦付近のネイザンロード(彌敦道)の様子も。とは言え、私が香港を好んで旅行していたのは中国返還前で、返還後は1度しか行っていない。もう、全く変わっただろうなあ・・・。...
View Article金沢旅行 その1 近江町市場 ひがし茶屋街 吉はし
金沢旅行。 メンバーの1人が「金沢に出張に行く」というのを聞いて、「それでは現地で落ち合おう」と実現。3人旅である。 金沢駅の鼓門に度肝を抜かれつつ、すでに金沢に来ているメンバーと落ち合い、まずホテルに荷物を預け、急いで近江町市場へ。 こんな感じ。まだお昼前なのでそんなに人は多くない。 この市場の2階にあるお寿司屋さんでランチ。ガイドブックで良いと思ったところを予約しておいた。...
View Article金沢旅行 その2 金沢城 鈴木大拙館
その1からの続き 金沢城。 紅葉している。 広い。 学生時代に1度訪れていると思うが、あまり記憶が無い。こんなに広々としていたとは・・・。 内部も見学できたようだが、ぐるっと見学のみ。 玉泉丸庭園。 金沢城を後にして、次は・・・「鈴木大拙館」。 金沢出身の仏教哲学者である鈴木大拙の思想や足跡を紹介する施設。 こちらの建物は来館者が自由に思索できる空間だそう。...
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