読了!
図書館にリクエストして、何ヶ月待ったか・・・。
漫画『テルマエロマエ』の作者、テレビ出演も多いヤマザキマリ氏と、
美術館勤務を経て小説家となった原田マハ氏の美術談義である。
妄想美術館 (著)原田マハ・ヤマザキマリ
原田マハ氏が初めてニューヨーク近代美術館のミュージアムショップを訪れた時、大喜びしてカレンダーを見ていたらお財布を盗まれたそう。
それに対して、ヤマザキマリ氏は「泥棒は狙っているんですよ、興奮している人を(笑)。その興奮がある限り、どんな困難だって乗り越えるだろうって。」と話す。(太字部分は本書からの引用)
ここを読んだ時に、やっぱり、ヤマザキマリ氏は若い頃からイタリアに暮らしていたから、だからこその発言なのではないかと思った。
トホホな時もユーモアを忘れないというか・・・。
こういう感覚はイタリアっぽい?と想像する。
住んだことがないから分からないが。
そんなエピソードも語られつつ、まずは美術館の思い出、そして好きな芸術家、未完の作品の魅力、もし美術館を設立するとすれば・・・などなど話されていく。
原田マハ氏の小説『風神雷神』が言及されており、お、これは読みたいと思った。
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本日、銀座の和光に行った。
「ムッリーネのアラベスク -江波冨士子 ガラススケッチ-」である。
初日の本日は午後2時半までは電話予約のみ。
私は仕事の都合で早くて2時過ぎに到着だろうと思っていたので、あえて予約せずに訪れた。
ラッキーにも午後2時半少し前に到着できたので、予約無しとしては早く入場できたと思う。
まあ、しかし・・・。
おおおっ!と思って見ると、売約済みの赤いシールが貼られている作品の多かったことよ。
こちらは「和光」から送っていただいた本展覧会のパンフレット。
手前写真の「花の庭 茶箱」は、なんと佃眞吾氏とのコラボレーションである!
素晴らしかった。
当然、赤いシールがばばんと貼られていた。
いやー、見られただけでも嬉しかった。眼福である。
これを含め、数点の茶箱と茶道具のセットがあり、ため息をついて拝見していたのである。
(私が見たときは1セットを除き、全て赤いシール貼付済み)
又、お茶碗と茶入れのセットなどもあった。
セットで揃えられたら良いな・・・。
まあ、そんなことは今後のお楽しみとして取っておこう。