藤田美術館
中之島美術館の次は、藤田美術館へ。 まずは、一息つこうと、併設の「あみじま茶屋」。美術館の玄関ロビーにあった。 訪れた3月20日から「桜あん」のお団子が登場したらしい。 私はお煎茶を選んだが、同行者はお抹茶を選択。目の前で点ててもらえる。 そして、美術館の入り口。おお、これが有名な! 説明を受け、館内へ。写真撮影は自由とのこと。 「暮春花色紙」 伝 藤原公任 平安時代 12世紀...
View Article日台万華鏡 ー台湾と日本のあいだで考えた―
読了。著者は、台湾在住の文筆家。2016~2023年に書かれたエッセーが収録されている。 日台万華鏡 ー台湾と日本のあいだで考えた― (著)栖来ひかり日台万華鏡Amazon(アマゾン)...
View Articleあきらめません!
読了。垣谷美雨氏の作品は、読後「スカッ」とするので時々読みたくなる。 あきらめません! (著)垣谷美雨あきらめません!Amazon(アマゾン) 主人公は、「私は定年まで頑張って働いたの。そのうえワンオペ家事育児にも耐えた。もうノンビリさせてもらってもいいと思うのよ」(太字部分は本書からの引用)という定年退職を迎えた霧島郁子である。...
View Article男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法
数日前に読了。SNSで紹介されているのを見て、読んでみたいと思った。無機質というか、クールというか、無表情な表情というか…非常に多弁で分かりやすいイラストが多用され、文章部分はそう多くなく、あっという間に読み終えた。 男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法 (著)サラ・クーパー (翻訳) 渡辺...
View Article家事か地獄か ―最期まですっくと生き抜く唯一の選択
少し前に読了。稲垣えみ子氏といえば、「魂の退社」が大変有名ではないだろうか。 朝日新聞社にお勤めの頃は、大変裕福な生活をされていたようだが、退社とともにかなり生活を変化させた。その変化後の生活について、ご自宅の写真も掲載し、具体的に書いていらっしゃる。ユーモアのある文章で、思わず、何度か吹き出した…。 家事か地獄か ―最期まですっくと生き抜く唯一の選択 (著)稲垣えみ子家事か地獄か...
View Articleモダン仕覆 23年11月~24年3月
昨年10月に「モダン仕覆」教室について書いている。 その時は、茶器の袋の緒をつがり糸にかがっている写真を掲載したが、お茶碗、茶杓入れの袋も完成した。 1作目もリバティの布であったが、2作品目もリバティの布。ずっと眠っていた布がこのように形になるのは大変嬉しい事である。 こちらは、昨年2023年11月ギャラリー「小灯」の「水景...
View Article志摩半島殺人事件
所用があって日帰りで三重県津市へ。 往復の新幹線・近鉄特急で読了。 志摩半島殺人事件 (著)内田康夫志摩半島殺人事件 新装版 (祥伝社文庫)Amazon(アマゾン) 初めての内田康夫作品だろうと思う。こちらは多くドラマ化されている「浅見光彦」シリーズ。 先日、午後にふとテレビをつけると、俳優の速水もこみち氏が浅見光彦を演じていた。速水氏は2013年から2016年まで演じていたらしい。...
View Articleリカバリー・カバヒコ
読了。本作品は「第7回未来屋小説大賞第2位」とのこと。 この賞は、株式会社未来屋書店の選抜された従業員により、直近1年間に出版された本から「今一番売りたい本」として決定されたものに対して贈られる賞のようだ。 リカバリー・カバヒコ (著)青山美智子リカバリー・カバヒコAmazon(アマゾン)...
View Article八月の御所グラウンド
読了。第170回直木賞受賞作品である。 八月の御所グラウンド (著)万城目学八月の御所グラウンド (文春e-book)Amazon(アマゾン) 本書は、「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グラウンド」の2篇からなる。 「十二月の都大路上下ル」は、女子全国高校駅伝出場校の補欠選手だった主人公がピンチランナーとして出場することになる。しかし、彼女は絶望的な方向音痴だったのである。...
View Article薬屋のひとりごと 1巻
読了。インターネットで、本作品の漫画版の公告をよく目にし、無料部分のみ閲覧したところ、大変面白く小説版を読むことにした。 薬屋のひとりごと (著)日向夏 (イラスト)しのとうこ薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)Amazon(アマゾン) 舞台は、古の中国のような、皇帝により治められている国である。...
View Article文豪、社長になる
読了。 文藝春秋の創業者、作家・菊池寛の物語である。 文豪、社長になる (著)門井慶喜文豪、社長になる (文春e-book)Amazon(アマゾン) 門井慶喜氏の文章は何となくユーモアがあり、私は好きである。 菊池寛は大変有名な作家なので、ある程度の知識はあったが、本作品を読むと、かなりのアイデアマンだったことが分かった。...
View Articleライトアップ 木島櫻谷
泉屋博古館東京に行ってきた。 「ライトアップ 木島櫻谷」展である。 大正期に住友家本邸を飾った木島櫻谷の「四季連作屏風」が全点公開。展示室の中央にはベンチがあり座ってゆっくり鑑賞できた。全て絹本金地着色、6曲1双の大きな屏風。(記載のないものは泉屋博古館東京所蔵) 「柳桜図」 大正6年(1917)...
View Article夏泊殺人岬
読了。「志摩半島殺人事件」を読んで本書が読みたくなった。 夏泊殺人岬 (著)内田康夫夏泊殺人岬 〈新装版〉 (徳間文庫)Amazon(アマゾン) 主人公・江藤美香は、三重県伊勢市の皇學館大学の学生である。雅楽部に所属し、笙を担当している。 昭和43年に幼稚園に通っていたという設定なので、私と同年代。今から40年前の物語である。...
View Article没後50年 福田平八郎 後期
新幹線に乗って大阪へ。私は東海道新幹線では「S Work車両」を愛用しているのだが、あいにく日曜日は「S Work車両」がない。 「エクスプレス予約」でお値段を見ると、予約では一般の指定席とグリーン車はさほど変わらないではないか。ということでグリーン車。 座席が広くて空いているのは良いが、レジャーのお客さんも乗っているので静けさを求めるなら、(平日だったら)「S Work車両」かなあ…。...
View Articleシン・東洋陶磁―MOCOコレクション
昨日、大阪中之島美術館で福田平八郎展を鑑賞して、お腹いっぱいになってからの続きである。 京阪中之島線に乗って移動。 大阪市立東洋陶磁美術館のリニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」である。 こちらは基本的に撮影可なのである。 「堆朱 蓮池鴛鴦文 輪花盆」明時代・15世紀(住友グループ寄贈/安宅コレクション) この模様に惹かれた。 左 重要美術品「青磁彫刻...
View Article薬屋のひとりごと 2巻
読了。1巻では後宮で働いていた主人公・猫猫、一度は生まれ育った花街に戻ったものの、外廷で働くことになる。 薬屋のひとりごと 2巻 (著)日向夏 (イラスト)しのとうこ薬屋のひとりごと 2 (ヒーロー文庫)Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT} またまた、事件の謎解きをすることになる主人公、この巻では新たな登場人物により、主人公の背景が一つ明らかになる。...
View Article大阪 美術館からの帰り道
4月14日、大阪中之島美術館で「福田平八郎」展、大阪市立東洋陶磁美術館で「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」を堪能した後、すぐ近くにある「子ども本の森 中之島」の建物を眺めた。 建築家・安藤忠雄氏が大阪市に寄付した文化施設である。 2022年7月にテレビ番組「新美の巨人たち」で本施設を見てから、訪れてみたいと思っていた。とは言え、入館には事前予約が必要なため、外から眺めただけである。...
View Article薬屋のひとりごと 3巻
読了。電車内、バス内、何かの待ち時間では本シリーズを読みふけっている。 薬屋のひとりごと 3巻 (著)日向夏 (イラスト)しのとうこ薬屋のひとりごと 3 (ヒーロー文庫)Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT} 前巻では外廷で働いていた主人公・猫猫が再び後宮で働くことになる。...
View Article陳澄波を探して
読了。3月に読んだ「日台万華鏡 ー台湾と日本のあいだで考えた―」の著者、栖来ひかり氏による翻訳の本書、タイトルにある「陳澄波」は1895年生まれの台湾美術界の活性化に尽力した画家である。 陳澄波を探して (著)柯 宗明 (訳)栖来ひかり陳澄波を探して 消された台湾画家の謎Amazon(アマゾン) ${EVENT_LABEL_01_TEXT}...
View Article愛知・名古屋和菓子直行便 大黒屋本店 松屋長春
春と秋に催される「愛知・名古屋和菓子直行便」。 web予約をして、名古屋圏の有名店の和菓子を店頭で受け取ることができる、「京都航空便」の愛知・名古屋版である。 さて、「名古屋便」の熱い戦いは、web予約スタート4月3日10:00に始まっているのである。...
View Article