読了。
文藝春秋の創業者、作家・菊池寛の物語である。
文豪、社長になる (著)門井慶喜
門井慶喜氏の文章は何となくユーモアがあり、私は好きである。
菊池寛は大変有名な作家なので、ある程度の知識はあったが、本作品を読むと、かなりのアイデアマンだったことが分かった。
ちょっと驚いたのは…
「座談会は寛の発明した記事の形式」とあったのである。
そうだったのか。
芥川龍之介、直木三十五、川端康成、石井桃子など著名人、そして、意外なところで向田邦子まで登場。
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3月31日に緑道の桜の写真をアップした。
その時は咲き始め、といった感じだったが本日はかなり綺麗に咲いており、多くの人が桜を見つつ散歩していらした。
花壇のチューリップも見ごろか。
そして、月に1度は訪れたいと思っている割烹でランチ。
シャリシャリとしたフキのお浸しから始まって…色々と出していただいた。
ホタルイカとモビル
若竹汁
こちらの汁椀は外側がベージュでとても素敵なのだ。
内側は写真のとおり、大変細かい模様が描かれている。
山菜の天ぷら
割烹の大将が「春は旨味と苦み」とおっしゃって、
うむ、なるほどなあと味わった。
筍や山菜などは口に入れた時は甘味(旨味)が広がり、その後で苦みがやってくる。
そして、大将によると、その苦みの美味しさは若者には分からないのではないかとも。
そうかも、10代、20代のころはフキやワラビ、ぜんまい、フキノトウ、タラの芽など好きだと思ったことがなかったような。