扇の国、日本
今日は、衝動的にサントリー美術館に行ってきた。 本展覧会は、メンバーズ展覧会にも行けなかったし、メンバーズ・クラブの期限も切れてしまったし・・・で、見に行こうかどうしようか・・・とグズグズしていたのだが、1月13日のNHK「日曜美術館 アートシーン」で、本展覧会が紹介されていて、「ああ、やっぱり見たい」と思っていたところ、ぽっかりと午後から時間ができたので、思い切って行ってきた。...
View Article染織鑑賞シリーズⅫ「日記・茶会記と染織」第十六回
今日は、五島美術館美の友会月例美術講座に行ってきた。「染織鑑賞シリーズ」は初めて。 『槐記(かいき)』に記されている衣類について。 まず、『槐記』とは、公卿・近衛家煕の言動を、医者の山科道安が日記形式で記録したものだそうだ。道安直筆が部分だが現存するらしい。...
View Articleデトロイト美術館の奇跡
かなり前に読了。 デトロイト美術館の奇跡 (著)原田マハデトロイト美術館の奇跡1,296円Amazon 表紙に使われているセザンヌの「マダム・セザンヌ」に魅せられた人々が、デトロイト美術館の閉鎖、コレクションの売却の危機をどう乗り切ったか・・・。...
View Articleディス・イズ・ザ・デイ
読了。 本書は、サッカーの2部リーグ(架空)のシーズン最終節の試合を巡る物語。11の短編で構成されている。 ディス・イズ・ザ・デイ (著)津村記久子ディス・イズ・ザ・デイ1,728円Amazon...
View Article小原古邨展
今日は、太田記念美術館に行ってきた。 こちらは、初めての訪問である。表参道からすっと横道に入って直ぐ。直ぐなのだが、人通りの多い表参道とはガラッと雰囲気や人通りが変わる。 「小原古邨展」である。 昨年の11月に茅ヶ崎市美術館で「小原古邨展 花と鳥のエデン」を鑑賞して以来、とっても気になっている。 小原古邨木版画集6,480円Amazon こちらの版画集も大変気になっている・・・。...
View Article僕僕先生 神仙の告白
2月中に読了。僕僕先生シリーズ第10作目。「恋せよ魂魄」を読んだのは、2015年の年末・・・。そして、本書の発行日は2016年11月22日。ああ、ぬかった。もっと早く気付けば良かった。 ちなみに、最新刊第11作目も昨年6月に発行済み。 僕僕先生 神仙の告白 (著)仁木英之神仙の告白 僕僕先生: 旅路の果てに1,512円Amazon...
View Article河鍋暁斎 その手に描けぬものなし フレンドリートーク
3月2日にサントリー美術館に行ってきた。 なるべくならメンバーズ内覧会の日に、スライドレクチャーに参加したかったところだが、どうしても都合がつかず、行かず仕舞い。で、この「フレンドーリートーク」に参加。「スライドを使ったこどもから大人まで楽しめるやさしい展示解説」ということで、私向きかも・・・。...
View Article新・北斎展
森アーツセンターギャラリーに行ってきた。 「新北斎展」である。 私の頭の中では、NHK「びじゅチューン!」の「ザパーンドプーンLOVE」が鳴り響いていたのである。 組上図「しん板くミあけとうろふゆやしんミセのづ」の拡大組上げ模型。 このような遊びがあったんだなー、しかも北斎が原画を描いているなんて贅沢、と思った。...
View Article奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド
東京都美術館に行ってきた。これは、随分前から「狙っていた」が、何となく「おどろおどろしい」なあ・・・とも思っていた。が、テレビ番組「美の巨人たち」の3/2放映の「『伊藤若冲スペシャル』平成にブレイク!続々解明“若冲ワールド”60分スペシャル」を見て、これは絶対に行かなくては!!と、上野に馳せ参じたのである。 展覧会会場に入ると、直ぐに伊藤若冲の作品群が展示。おお、いきなり! 私は、「乗興舟」...
View Articleパリに生きた銅版画家 長谷川潔展
町田市立国際版画美術館に行ってきた。 「パリに生きた銅版画家 長谷川潔展 -はるかなる精神の高みへ-」である。 2年前に東京国立美術館で「時 静物画」を鑑賞し、長谷川潔作品について改めて認識を強くし、さらに横浜美術館コレクション展でも多くの作品を堪能。やっぱり強く惹かれた。 そして、町田市立国際版画美術館で「長谷川潔展」が催されるとのことで、展覧会初日にワクワクと出かけたのである。...
View Article岩崎家のお雛さまと御所人形
ずっと訪れたいと思っていた静嘉堂文庫美術館。 こちらは、東京都選定歴史的建造物「静嘉堂文庫」である。内部は非公開。大正13(1924)年に建てられたもので、設計は桜井小太郎氏。イギリスに留学したそうで、この建物はイギリスの郊外住宅のスタイルが濃厚に現れているようだ。ふむふむ。 美術館は、こちら。...
View Article小原古邨展 後期
太田記念美術館に行ってきた。 2月に前期展示を鑑賞。後期はガラッと展示替えがあるとのことで、必ず行くぞ、と思っていた。 クリックして拡大していただけると文字が読めると思うが、「大変込み合う」とのこと。これは、間違いなく「日曜美術館効果」と思われる。3月3日に「生き物のいのちを描く~知られざる絵師 小原古邨~」が再放送されたのだ。 ※ 私はこの昨年10月の放送を見て、茅ヶ崎市美術館の「小原古邨展...
View Article樽とタタン
読了! 舞台は1970年代か。共働き家庭の小学生は、放課後は学童保育で過ごすことが一般的かと思うが、主人公の女子小学生は、赤い樽のある喫茶店で過ごす。その喫茶店で繰り広げられる物語である。 樽とタタン (著)中島京子樽とタタン1,512円Amazon...
View Articleへそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
府中市美術館に行ってきた。 「へそまがり日本美術」展である。看板右にもある伊藤若冲の作品が数点展示されるというのも魅力だが、左側の徳川家光による、まるで絵本の挿絵かと見まごうほどカワイイ兎ちゃんも気になる。 大変立派な建物である。 ロビーまで撮影可。 記念撮影コーナーまである。...
View Article僕僕先生 師弟の祈り
読了。僕僕先生シリーズも遂に最終巻である。 僕僕先生 師弟の祈り (著)仁木英之師弟の祈り 僕僕先生: 旅路の果てに1,620円Amazon いやあ・・・シリーズ第1巻の「僕僕先生」を読んだ時は、こんな結末だとは想像もつかなかった。大変壮大な物語になった。 この結末だと、本当に「終わり」である。ちょっと淋しい。 僕僕先生シリーズの番外編になるのだろうか、「僕僕先生 零」と「王の厨房 僕僕先生...
View Article奇想の発見
本日読了。 3月上旬に「奇想の系譜展」を鑑賞してきた。その展覧会の特別顧問を務められた辻惟雄氏の自伝である。 奇想の発見 (著)辻惟雄奇想の発見: ある美術史家の回想2,376円Amazon いやあ・・・・。美術史家になる人ってどんな人だろう・・・と思っていたら、ちょっと驚きな感じだった。...
View Article湖底の城 呉越春秋 5巻
読了! 「湖底の城 呉越春秋 4巻」を読み終えたのは、な、なんと2014年6月だった。その時のブログに「続きを早く読みたいっ」などと書いていたが、どうやらすっかり頭から抜けていたようだ。当時は4巻までしか出ていなかったが、現在は9巻まで出ており完結している。 湖底の城 呉越春秋 5巻 (著)宮城谷昌光湖底の城 呉越春秋 第五巻1,728円Amazon...
View Article湖底の城 呉越春秋 6巻
読了! 湖底の城 呉越春秋 6巻 (著)宮城谷昌光呉越春秋 湖底の城 第六巻1,728円Amazon 物語は進み、孫武の導きにより、ついに楚を倒す。ここで、伍子胥の、先の楚王・平王への復讐は達成されたことになる。平王の陵墓を暴き、死体に300回鞭打つシーンも描かれている。ふむ。これが「死屍に鞭打つ」の語源になったわけか・・・。...
View Article湖底の城 呉越春秋 7巻
読了! 湖底の城 呉越春秋 7巻 (著)宮城谷昌光呉越春秋 湖底の城 第七巻1,728円Amazon 7巻から主人公が、越の勾践に使えた范蠡になったようだ。 物語では、范蠡は商家に生まれ、12歳のときに家が賊に襲われ、家族も何もかもなくしてしまう。その賊の正体は?伍子胥が范家に依頼し、その賊の襲来の際に失われただろう「黄金の盾」の行方も気になる。...
View Article春の優品展 和と漢へのまなざし
五島美術館に行ってきた。 今回の展示は、『和漢朗詠集』と、その撰者である藤原公任に関連する古筆がメイン。文字の美しさや、解説を読んで内容に「ふむふむ」となったり。私が特に惹かれたのが「料紙」。もう、うっとり。 そして、中国の絵画も展示されており、彩色版画絵手本の「芥子園画伝」(清時代...
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