昨日、読了。
古地図で楽しむ三重 (編著)目崎茂和
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実は、本書の執筆には、姉の千種清美も参加している。(姉のブログ→×××)
古地図は、好きである。
知っている土地のものなら、「昔はこうだったのか」となおさら面白い。
本書にも沢山古地図が掲載されていた。沢山掲載されていて、うほうほと見ていたが・・・・虫眼鏡を使わないと判読が難しかった・・・・。もっと大きなサイズで古地図が見たい!
古地図とともに語られる当時の様子も興味深い。
1909年(明治42年)に開業した、軽便鉄道である「中勢鉄道」。
三重県津市の中心部から、昔の一志郡大仰(おおのき)(現在は津市一志町大仰)まで通っていたようだが、1943年に廃業となったらしい。
この線路を使って、当時津市では繊維産業が盛んだったため、その製品や原料を輸送していたようだ。
姉の「伊勢開運手帳」のカバーには、伊勢木綿が使われている。
黄色で囲った部分に「表紙は伊勢木綿の2柄のリバーシブル!」とある。
この「伊勢木綿」は、津市で作られているものである・・・と、先だって、姉が、「歴史街道連続講座 伊勢志摩の旅いま・むかし」で話していた。
私は、てっきり「松阪木綿」と勘違いしていたが・・・・・、ちなみに松阪木綿は、これ。
松阪木綿は、藍染めの縞模様がほとんど。(松阪木綿は、三重県松阪市、そう、松阪牛の松阪である)
一方、津市の「伊勢木綿」は、藍染めが基本らしいが、製品としては割とカラフルな縞模様があるそうだ。ほーっ。但し、現在伊勢木綿を作っているのは、一社のみ。
楽天で探してみた。なかなかモダンな感じ。
おっ。はぎれも売っている。
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ついでに、姉の手帳のAmazonのリンクもしておこう。
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最後は、コマーシャルになってしまったが、この軽便鉄道が描かれいてる小説があるそうだ。
宮尾登美子の『伽羅の香』。
軽便鉄道を使って、津に向かったシーンがあるらしい。これは興味深い。
Amazonの内容紹介によると、主人公は、三重の山林王の娘だそうだ。
なるほど、それなら三重が舞台にもなるだろう。
ぜひ、読みたい。
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