少し前に読了。
毒女日記 (著)藤堂志津子
- 独女日記/幻冬舎
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直木賞作家・藤堂志津子氏のエッセイ。
12年間介護していたお母様も亡くなり、お父様も亡くなり、愛犬・はなちゃんとふたり暮らしの作者の日常が紹介されている。
このエッセイ執筆時、著者は61歳。
現代の61歳というと、まだ「現役感」がバリバリで、パワーも充満しているイメージである。
たまにお目にかかる同業者の方、私とさほど変わらない年齢かと思っていたが、そのくらいの年齢と聞き、たまげた事がある。
しかし、著者は自らを「老女」と書くこともあり、何だか・・・・しかし、好奇心旺盛の毎日には、引きつけられる。
大事件が起こることもなく、愛犬とのお散歩が中心となりつつある生活だが、小さな心躍る出来事がしばしば起こる。
どのような出来事に心を躍らせるか、それは個人差があるだろう。私も著者のように好奇心を持って日々を過ごしたいと思った。
オススメ
★ 本書を読んでのメモ ★ 「」で囲っている太字の部分は本書より引用。
・著者は、樋口一葉の「たけくらべ」は肌に合わず、ドラマの「にごりえ」には引きつけられたようだ。そして、和田芳恵氏の「一葉の日記」にのめり込んだらしい。
- 新装版 一葉の日記 (講談社文芸文庫)/講談社
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え、文庫なのに¥1733?分厚い本なのだろうか。
読んでみたい。
・映画を見て「ミッキー・ロークの、見事に両の降格があがった、コラーゲン注射でそうしているのか、ぷっくりとしたU字型の唇が・・・・(中略)この唇の形は無視できないと私は思うのだ」、そして、著者はこの唇が整形手術かどうかを確かめるべく、古い本でミッキー・ロークの若い頃の写真を観察している。
こういう、好奇心はとても共感できる。
ちなみに、著者はパソコンを持っておらず、ネット検索はしていない。
私は画像検索をしてみた。
ほー。確かに・・・口角が上がっている。うむうむ・・・。
・著者は愛犬とふたりぐらしであるが、そのことについて。
「父や母やたくさんの友人知人の死が、未解決の謎そのものとなって、いまだにまとわりついている。人間でなく、犬のはなだからこそ、1日24時間、そばにいられるというのが本当のところだった」
この、人間ではなく犬だから・・・のあたりは何となく分かるような気がする。
本書には著者の読んだ本も紹介されており、気になったもの。
「せずには帰れないリプライズ」 津村洋子
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本文はここから
3万円か・・・・。
今、指輪のリフォームを検討中である。
立て爪のデザインの指輪、会食やお出かけなどの時になるべく着けるように心がけているが、何かに引っかけそうで恐い。
出かけるとすると仕事の場合も多く、仕事には向かないなあとなかなか登場の場がない。
そこで、フラットなデザインにリフォームして毎日(もちろん、仕事にも)着けていけるようなものにして楽しみたいと思っている。
そのリフォーム資金の「たし」にしたい。