全国の和菓子が集結するイベント「和菓子縁日」で求めたものの記録。
賞味期限が長いものは、ゆっくりと味わっている。
青森県「大阪屋」 冬夏
こちらのお菓子は3~5か月くらいかかる手間のかかるものだそう。
このお菓子の名前の由来は、「大坂夏・冬の陣で戦に敗れたことを忘れてはならない」という戒めの意味があるようである。
「大阪屋」の先祖は豊臣家の家臣だったそうで、大阪夏の陣、冬の陣で敗れ、弘前まで逃げ延びたそうである…。何だかお菓子も奥深い。
もち米に砂糖を入れた種を仕込んで数か月かけて乾燥させて熟成させるそうだ。
その後、焼くらしい。
ふわふわしているような雰囲気。薄紙の包みを開けると…
和三盆がまぶされたふわっとしたお菓子。
食べてみると、大変軽く、すすっと溶けるような感じ。これは美味しい。
しかし…初めて食べた後、周囲に掃除機をかけた。
もったいないことに、和三盆をまき散らかして食べていたようである。
包みを上手に使って、大事に食べるのがコツかも。
山形県「松島屋」 竹簀
同封の説明書によると、「竹簀」とは竹で編んだ「すのこ」のことだそうだ。
これをお菓子として表現したそう。
確かに、白い部分に筋が刻まれており、すのこを彷彿とさせるような…。
きな粉の風味がしたと思ったら、粒あんの風味。
ボリュームがあって、お腹が空いているときは良いかも。
富山県「五郎丸屋」 縄文花月
縄文時代の桜町遺跡にちなむお菓子らしい。
冬瓜、くるみ、レーズンなどがいちじくジャムと合わせたものが具になっている焼き菓子。濃厚な感じ。
味わっていると、ふと「五郎丸屋」のシュトーレンを思い出した。
なるほどねえ…、そりゃ美味しい。
高知県「松鶴堂」 夕涼み
素敵な包装紙。
「夕涼み」とは…
スイカ!
スイカの赤い部分は、「松葉屋」の「くじら羹」の白い部分と似た食感。
もっちりしていて、こちらには甘納豆でスイカの種を表現。
緑色の金玉羹がツルっとした感じ。
和歌山県「総本家駿河屋」 金の本ノ字饅頭
もっちりとした餡で、お土産にもらったら嬉しいだろう。