読了。
先を知りたいので、急いで読んだ。
みをつくし料理帖(2)花散らしの雨 (著)髙田郁
主人公・澪の勤め先である「つる家」が新たな場所で営業を開始。
この巻から地図が掲載されており、
澪の長屋から新しい「つる家」まで徒歩で通勤しており、けっこう遠いこともよく分かった。
新しい「つる家」は「俎橋」の近く。
この「俎橋」は現存し、地下鉄九段下近く。
私にとって、けっこう馴染みのあるところで、スターバックスコーヒーのある辺りだろうか…、などと考えたりした。
そして澪の長屋は神田明神の近くなので、今なら、都営新宿線九段下駅から地下鉄に乗って、小川町駅で下車後徒歩10分が一番近いルートかも。
そして、新たな登場人物が。
「つる家」に下足番として「ふき」という少女が雇われ、嬉しいとぴょんと飛び跳ねたりして可愛い。
常連客である戯作家の清右衛門、滝沢馬琴がモデルか。現在の俎端の近くに「滝沢馬琴の硯の井戸跡」があるらしい。ちなみに都指定旧跡だそう。
口入れ屋孝介の母である75歳の「りう」、この人がとてもカッコいい。頼りになる助っ人という感じ。こんなふうに年を取りたい。
美人な伊勢屋の美緒は我儘だが、憎めない感じ。
などなど、魅力的で、かつ一癖あるような…。
澪の料理の腕もめきめきと上がっていくが、様々な困難もあり、読み応えあり。
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昨日、浅草橋のlucite galleryに行ってきた。
今にも降りそうな空だった。
「高橋朋子展 Moon Pavilion」展である。
今日はカフェも開店。
まずは展示室で作品を拝見し、高橋氏に挨拶し、少しお話して、そしてカフェへ。
大好きな窓際の席(前回はこちらで楽しんだ)はすでに人がいたため、
このソファ席も気になって、座ってみたが…。
結局、こちらの席に。椅子がユニーク。
アイスカフェオレとチーズケーキ。
高橋朋子氏の「minamo」シリーズのお皿。
チーズケーキの装飾がお皿とマッチしている。