読了。
第169回芥川賞受賞作品である。
ハンチバック (著)市川沙央
難病を患う主人公の釈華は、肺を圧迫するほど背骨が湾曲しており、読書するのも苦しいほどである。電動車椅子と人工呼吸器を使い、痰の吸引も必要という状態で生活している。
しかし、そのような状態でも有名私大の通信課程に通い、卒論を準備すべく読書もする。また、風俗関係の記事をライターとして書いたり、18歳未満閲覧禁止の小説を投稿したりしている。
釈華は、すでに両親を亡くしているが、釈華が一生かけてもつかいきれないほどの金銭や、釈華の暮らすグループホームが残されている。
上述のような日常を過ごす釈華に、ある日、「事件」が起こる。
そこからは、ハラハラとしながら読み進めていった。
短編なので、そう時間をかけずに読み終えたが、その後、しばらくぼんやりしてしまった。
静かな衝撃をじわじわ受けた、という感じだろうか。
知らないことがたくさんあるなあと強く思った。
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ふらふらと商業施設を歩いていたら「生搾りモンブラン専門店」と文字が目に入った。栗には目がない私である。ついつい…。
「和栗モンブラン」
搾り出されたマロンクリームが細い!
それが軽やかさを出しているような。
写真では分かりにくいが、このモンブランはとても大きい。
中に入っているメレンゲもさっくりと食感が良い。
こちらのお店、抹茶味のモンブランや中にバスクチーズケーキが入ったモンブランなどあるようだ。また行ってしまうかもしれない。
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満足して地下食料品売り場に行くと…「たねや」さんの店先に「近江大福 栗」の箱を発見!
なななんと、最後の1箱だったのだ!ラッキー。
大福って眺めているだけで幸せを感じる。
村瀬治兵衛氏の沢栗のお皿、小西潮氏のレースグラスの器で冷煎茶。
後の参考のため、努めて使った器なども記録しているが…この組み合わせが多いなあ。
ちょっと頑張って断面も撮影してみたが、今一つ。
粗搗きの滋賀羽二重糯の中に、粒餡と一粒栗が入っているのだ。
この粗搗きの感じが良いなあ。