読了。
SNSで紹介されていたのを読んで、興味を持った。コミック・エッセイ。
もしも紫式部が大企業のOLだったなら (著)井上ミノル
本書の「まえがき」に次のようにあった。(太字は本書からの引用)
百人一首歌人の中でもよく知られている紫式部や清少納言の話を中心に、「自分の周りの誰かの話」や「共感できるラブソング」を友人に話すような感覚で、この本を書きました。
コミック部分の登場人物として、紫式部は日本一の大企業・内裏商事に勤めるアラサ―・キャリアウーマンという設定である。ワンレングスのボブの髪型で、四角いめがねをかけ、ベージュのスーツを着ている。
紫式部は専業主婦だったが、夫が急逝し、淋しさを紛らわすために書いた携帯小説(!)『源氏物語』がヒットしたことをきっかけに「内裏商事」にスカウトされ、生活のために働き出すが、女社会に溶け込めず、約5か月出社拒否したこともあったが、現在は「藤原彰子副社長」の秘書としてバリバリ働いている。
同僚として、赤染右衛門、和泉式部・・・。
ふむふむ、もしかするとこんな雰囲気の人だったかも、と楽しく読んだ。
百人一首の和歌がたくさん紹介されており、特にコミックで紹介されている現代語訳が傑作。
相模の「恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ」が、
「恋も涙も惜しくはないわ」「ただ失恋で私の名を落とすのが残念なの」と夜の街を背景に、コートの襟を立てて立っている相模主任(コミックでは、五十代、恋も仕事もバリバリ現役!の「相模主任」と設定されている)が呟いているように描かれている。
各コミックの後に、「ホントはこんな話」というコーナーがあり、そこでエピソードが解説されていたのも良かった。
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1月12日に日本橋三越本店の美術サロンを訪れた。
高橋朋子陶磁展 Moon Pavilion
私が到着したのは、初日ではあるが、オープンからかなりの時間が経っていたため、「売約済み」の印がついた作品の多かったこと・・・・。
それでも色んな作品を見られたのは良かった。
写真では見ていた「銅銹銀彩」のお茶碗が実物だと、まあ、なんとまあ、奥行きのある色合いで魅力的!
高橋朋子氏によると、手で触って使っていくことによって銀彩部分が変化する様子を楽しんでもらいたいとのこと。ほう・・・。手の脂、ですか。
高橋朋子氏とは、「なごみ12月号」についてお話したり、様々な作品について説明していただいたりと大変楽しい時間が過ごせたのであった。
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頂き物。
落花生の甘納豆、だそうだ。
初めて食べた。美味しい!落花生なので、なんと言ったらよいか・・・、
油脂の美味しさというか、これは太るぞ、と思いつつも食べてしまう・・・。
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1月11日に銀座三越で「爆買い」したお菓子の続き。
これも松江市の風流堂さんのお菓子。
かわいい!
こちらは伊藤千穂氏のお皿。
「かぶらむし」
お店のウェブサイトに「根を張るかぶは古来からの縁起もの。 これを上用で形どりました。ほのかに香るつくね芋と上品な皮むき餡が自慢の冬の人気商品です。」とあった。
本当のカブラのようではありませんか!