今日は、川越に行ってきた。
昨日は練馬区立美術館、今日は川越市立美術館・・・よく遊ぶもんだと思う。
「没後70年 吉田博展」は、今年、東京都美術館で1月に前期展示、3月に後期展示と訪れている。
本展覧会は、2019年10月から山梨会場から始まって、福岡、京都、東京、三重、福岡と巡回し、本日訪れた川越市立美術館が最終である。
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「渓流」 明治43(1910)年 油彩、カンバス 福岡市美術館所蔵
今まで版画作品に魅力を感じていたが、今日は、この滔々と流れる渓流を油彩で描いた本作品に非常に魅せられた。
「ホノルル水族館」 大正14(1925)年 木版、紙 個人蔵
東京会場前期展示のブログにも書いているが、モダンな感じで大好きである。
「雨後の夕」 瀬戸内海集 大正15(1926)年 木版、紙 千葉市美術館所蔵
「鞆の浦」 瀬戸内海集 昭和2(1927)年 木版、紙 個人蔵
東京会場後期展示のブログにもメモしており、好きな作品。
今日は、並べて展示してあり、両作品をゆっくりと堪能した。
「雨後の夕」は、空と海に夕焼けの色が使われているが墨画のような雰囲気。
「隅田川」 東京拾二題 大正15(1926)年 木版、紙 個人蔵
「隅田川 夕」 東京拾二題 大正15(1926)年 木版、紙 個人蔵
同じ版木を使って違う時刻を表現している。上下に展示されていた。
今日の気分は夕方の風景だった。
「中里之雪」 東京拾二題 昭和3(1928)年 木版、紙 個人蔵
東京会場前期展示のブログにもメモあり。モノクロで表現してあり目を引く。
東京でもこのような雪景色になるのだ。
そういえば、昨年の冬は雪かきしなかったような気がする。
例年1回は玄関アプローチや前の道路を雪かきするのだが、昨年は雪かき用のスコップを出した記憶がない。
「利根川」 大正15(1926)年 木版、紙 個人蔵
「木曽川」 昭和2(1927)年 木版、紙 個人蔵
こちらは「利根川」が上に、「木曽川」が下に展示されていた。
「利根川」は夜の風景で空に三日月が浮かんでいる。「木曽川」は夕方の景色。
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チケットを提示すれば館外に出ても再入館できると聞き、外出することにした。
「時の鐘」
「蔵造りの町並み」
とことこと歩き、地元で人気のカフェ「RAG CAFE」で昼食。
「ローストビーフのライスボウル 温泉卵トッピング」
自家製のローストビーフに赤ワインと醤油のグレービーソースがかけてあるとのこと。
青ネギや紫玉ねぎなど香味野菜がかなり入っており、美味しかった。
「おぐらやま農場の紅玉りんごのタルト」
美味しかった!生クリームがなんだかとっても美味しかった。
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お腹も満たされ、とことこと歩き、美術館に戻る。
美術館のお隣に、和菓子屋さんがあるのだ。
「焼きだんご」。お店のベンチで焼きたてを頂く。
こちらのだんごは醤油味。
ぷーんと香ばしいお醤油の匂いが漂う。
お腹も満たされ、再び美術館へ。
吉田博展を再度楽しみ、常設展示も観賞。
この常設展示も良かった!
川越市在住の彫刻家・田中毅氏の「のこのこ」(2010(平成22)年 大理石)、「読みがえる」(2012(平成24)年 黒御影石)が可愛かった!
「のこのこ」は現存しない動物のよう、「読みがえる」は本を読む蛙である。
埼玉出身の版画家・内田静馬氏の「デスモスチルス」、「たけの子ほった」(両方とも1976(昭和51年 多色木版、紙)、「北陸の絵馬」(1978(昭和53)年 多色木版、紙)の3点が展示されており、どれも良かった。







