久々に読書できた。
初めての中国SF!
舞台はニューヨークと北京。
どちらかというとアメリカでの場面が多い。
これは恐らく翻訳者さんの「腕前」が優れているからだと思うが、中国風味(?)を感じることがなく、主要人物がさらりとブランド物を身に着けたり、スマートに遊んでいる様子に現代中国を感じた。
主人公の友人が、北京土産として、
「全聚徳で真空パックの北京ダックを買ってきてくれよ。5袋な」
と主人公に頼むところを読んで、私も食べたいと思った。
真空パックなら保存期間も長いだろうし、5袋くらいは欲しいかも。
この真空パックには、ダックを包んで食べる「薄餅」は付属されているのだろうか、気になる・・。
沈黙の遺伝子 (著)黄序 (訳)望月暢子
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主人公は、コロンビア大学の中国人留学生である。
指導教官が取り組んでいる、夢を記録し、映像化するというプロジェクトに加わることになる。
自分の夢を映像化したものを見て、様々な謎に遭遇し、謎解きが始まる。
とにかくテンポよく物語が進むので、「え、それ、どうなるの?」引き込まれていく。
夢を記録して、映像化するという、ありそうでなさそう、なさそうでありそうな設定も、分子生物学博士号を持つ作者が描くと、とても「あるかも・・・」と思えるような感じである。
物語が、現代から100年前の過去に戻ったり、数十年前のアメリカに戻ったりと様々な時代を行き来するところも面白い。
巻末の「訳者あとがき」に、「中国で映像化が検討」にも大変頷ける。
映像化されたら、見たいな、と思う。
そして、本作には続編があるとのこと。来月には発行予定らしい。
おお、楽しみ。
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所用で出かけたついでに、群馬名物「おきりこみ」というのを食べた。
カセットコンロとともにお鍋が登場。
ぐつぐつぐつ・・・
群馬は豚肉も美味しい。もう少し火を通して・・・
こんな感じ。
とても幅の広いうどんが入っている。大変美味しい。
それから、「焼きまんじゅう」
まんじゅうというより、米粉のパウンドケーキ(?)っぽい歯触り。表面はパリッとしている。
タレに良く馴染み美味しい!