2月末に読了。
美術館で非常によく見かける高麗茶碗。
朝鮮半島で作られた茶碗のことだ。
わかりやすい 高麗茶碗のはなし (著)谷晃
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本書によると、「高麗茶碗」は、16世紀初め頃から18世紀初め頃までのほぼ200年間に作られたもののようだ。
朝鮮半島に従来あった民窯(従来窯)で、伝統的な技法で生産された高麗茶碗は比較的少ない。
日本人が間接的・直接的に関与した窯(借用窯と倭館窯)の製品が多いそうだ。
この倭館窯というのは、対馬藩が釜山で経営していた倭館に設けられた窯だそうだ。ほー。
なるほど・・・。
それから、茶の湯の美の基準は、
「なり」(形)、「ころ」(比、大きさ、比率、バランス)、「ようす」(様子、雰囲気)
美術館でよく見かける「井戸茶碗」。
解説を読んでも、又、スライドレクチャーなどで解説を聞いても、今ひとつ把握できなかった。
本書には、「井戸茶碗の7つの約束」として、次の事が書かれてあった。
1肌が枇杷色をしている
2轆轤目が見られる
3カイラギが高台の内外に見られる
4高台が竹節状になっている
5高台内に兜巾(ときん)が見られる
6細かな貫入が走る
7見込みが深く削りこまれ、杉なりになっている
「カイラギ」とは、釉薬が縮れて、白く固まっているものをいうようだ。なるほどー。
「兜巾(ときん)」は、高台の真ん中あたりにある先の尖った盛り上がり
これを覚えておいて、鑑賞すると良いかも。
本書を読んでいても、美術館での講義を聞いていても、「茶会記」とは大変重要なものだと感じる。まるで、理系の研究における「実験ノート」のようだ。いやあ、深い・・。
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本日、確定申告に行ってきた!
今年はバタバタしていて、ちょっと遅くなってしまった。税務署の受付開始時間を狙って行ったのだが、少し並んでいた・・・。
まあ、しかし、そんなに待たずに無事、終了。
朝から桜シフォンケーキ。桜風味で春の気分。今日は暖かかった。
帰りにショッピングセンターで購入。
スペインのパンらしい。情熱的なパッケージ。大変美味しかった。
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姉の新刊が発売に!
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暫く三重県に帰っていない。
帰省して美味しい物でも食べたいと思う。