Quantcast
Channel: ろんちゃんのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1952

わかりやすい 高麗茶碗のはなし

$
0
0

2月末に読了。

 

美術館で非常によく見かける高麗茶碗。

朝鮮半島で作られた茶碗のことだ。

 

わかりやすい 高麗茶碗のはなし  (著)谷晃

 

本書によると、「高麗茶碗」は、16世紀初め頃から18世紀初め頃までのほぼ200年間に作られたもののようだ。

 

朝鮮半島に従来あった民窯(従来窯)で、伝統的な技法で生産された高麗茶碗は比較的少ない。

日本人が間接的・直接的に関与した窯(借用窯と倭館窯)の製品が多いそうだ。

この倭館窯というのは、対馬藩が釜山で経営していた倭館に設けられた窯だそうだ。ほー。

 

なるほど・・・。

 

それから、茶の湯の美の基準は、

「なり」(形)、「ころ」(比、大きさ、比率、バランス)、「ようす」(様子、雰囲気)

 

美術館でよく見かける「井戸茶碗」。

解説を読んでも、又、スライドレクチャーなどで解説を聞いても、今ひとつ把握できなかった。

本書には、「井戸茶碗の7つの約束」として、次の事が書かれてあった。

 

1肌が枇杷色をしている

2轆轤目が見られる

3カイラギが高台の内外に見られる

4高台が竹節状になっている

5高台内に兜巾(ときん)が見られる

6細かな貫入が走る

7見込みが深く削りこまれ、杉なりになっている

 

「カイラギ」とは、釉薬が縮れて、白く固まっているものをいうようだ。なるほどー。

「兜巾(ときん)」は、高台の真ん中あたりにある先の尖った盛り上がり

 

これを覚えておいて、鑑賞すると良いかも。

 

本書を読んでいても、美術館での講義を聞いていても、「茶会記」とは大変重要なものだと感じる。まるで、理系の研究における「実験ノート」のようだ。いやあ、深い・・。

 

******************

 

本日、確定申告に行ってきた!

 

 

今年はバタバタしていて、ちょっと遅くなってしまった。税務署の受付開始時間を狙って行ったのだが、少し並んでいた・・・。

まあ、しかし、そんなに待たずに無事、終了。

 

 

朝から桜シフォンケーキ。桜風味で春の気分。今日は暖かかった。

 

 

帰りにショッピングセンターで購入。

スペインのパンらしい。情熱的なパッケージ。大変美味しかった。

 

******************

 

姉の新刊が発売に!

 

楽天スーパーセール中なので、私は楽天ブックスで購入。

 

Amazonでも発売中。

 

暫く三重県に帰っていない。

帰省して美味しい物でも食べたいと思う。

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1952

Trending Articles