今日は日本橋に用事があったので、三井記念美術館に行ってきた。
ん?赤い日よけが何だかカフェのよう。
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」展。
私のお目当ては、円山応挙の「雪松図屏風」である。
チラシの右下のこれである。
一昨年秋、根津美術館で催された「円山応挙 『写生』を超えて」展に出展されていた。
その時は、前期展示が終わる直前の週末に訪れたため、大変な混雑。
「じっくりと鑑賞したい」とずっと思っていたので、今日は開館直後に入館!
作戦成功であった。じっくりと鑑賞することができた。
チラシの写真にもあるが、国宝「志野茶碗 銘 卯花墻」。
これは、昨年春、東京国立博物館で催された「茶の湯」展に見に行った。
その時の感想としてブログに「上から見た形が良いのである」と書いてある。
本展覧会では、「如庵」再現展示ケースに展示されていた!
畳の上に展示されていて、「茶の湯」展とは違った印象だった。
優しげな感じ・・・。
こちらもじっくり見学。
「卯花墻」のほか、重文「赤楽茶碗 銘 鵺」(樂道入)、「黒楽茶碗 銘 小鳥 左入二百の内」(樂左入)も展示。
楽茶碗は、昨日も五島美術館で長次郎から宗入までの作品を見てきたので、何だかとっても豊かな気持ち。
「銘 小鳥」は、小ぶりのお茶碗で、可愛い印象。
そして・・・
重文「玳被盞(たいひさん) 鸞天目(らんてんもく)」!!
吸い込まれるような感じ。
三井記念美術館ウェブサイトに写真が掲載されており、YouTubeにも動画があげられているが、
いやあ、これは本物とは全く違う。色の奥行きというか(なんと言って良いか分からない)。
こちらも「茶の湯」展に出展されており、やっぱり感動のあまりメモを残している。
全くノーマークだったのが、小林古径の作品。「木兎図」
小林古径には、大倉集古館所蔵の紅梅に1羽のミミズクがとまっている「木兎図」があるが、
本展覧会に展示されていたのは、絹本墨画、淡彩のもの。
このミミズクが何だかチャーミングで、大切に飼育されているような「お嬢様」な雰囲気なのだ。
そおお嬢様風のミミズクが「なに?」とこちらを見ている(ような)様子が描かれている。
いやあ、良かった。
この他、「出展目録」にはたくさんメモしているが、もう書き切れない。
美術館を出ると・・・・
目の前に「三重テラス」!なんとなんと三重県松阪市のマスコットキャラクター「ちっちゃも」が!!
ちょっと興奮して、撮影させてもらった。
可愛い!!
「ちっちゃも」がかぶっているのは、松阪牛イメージの帽子だろう・・・。
といういうことで、吸い込まれるように三重テラスのレストランへ。
左のサラダは「三重食材と熊野マイヤーレモンドレッシングのサラダ」らしい。
真ん中は魚の南蛮漬(魚の名前は忘れてしまった)
スープはとっても個性的な感じのものだった、お豆とか海藻も入っていたような・・・
そして、そして・・・
「黒トリュフ香る 松阪牛のローストビーフ丼」!!
まずは、後ろ薬味(伊勢たくわん、伊賀ぶっかけ生姜、伊勢あおさ)をかけてそのまま食べて、
半分くらいになったら、鶏出汁をかけて食べるそうだ。
というわけで、食べてみると・・・
ローストビーフは、飲み込むのがもったいないくらいの美味しさ。
もう、じっくり、じーっくりとゆーっくりと時間をかけて食べました。
「出汁かけるのもったいないんとちゃう?こんに美味しいのに」と思ったが、
「そういう食べ方やもんなあ・・・」と思って鶏出汁をかけて食べてみると・・・
これがまた美味しい。
この鶏出汁が何とも言えない濃厚というか、何というか・・・
違った美味しさ。
いやあ堪能いたしました。
「ポートレート」モードでも撮影したので、こちらも掲載したい。
直ぐ近くビルの谷間にこんな立派でコンパクトな神社があったのでお参りして所用へと向かった。
お参りしたにもかかわらず、道に迷ってしまい、日本橋をさまよう結果に。
スマートフォンを見ると、本日の歩行距離は「8.4km」。
運動靴なら何でもない距離だが、今日は8㎝ヒールのブーツ。
けっこう疲れた・・・。