本日、山種美術館に行ってきた。
昨年から訪れたいと思っていた。本日実現。
開館50周年記念特別展ということで厳選された作品を展示。
今回は、1枚写真撮影が許可されている。
展覧会名:日本画の教科書 京都編展
作家名:上村松園 作品名:牡丹雪
所蔵者名:山種美術館
少し斜めになってしまったが、この表装のマッチングも記録したいと思い、撮影。
販売されていたポストカードは、絵画のみ。
☆ 展示リストに印を付けたもの ☆
田能村直入(たのむら ちょくにゅう):「百花」
※ 思わず、グッチのスカーフの花柄を連想してしまった。とても色が美しい。
今尾 景年(いまお けいねん):「松月桜花」・・・松が無彩色で桜が淡い色に彩色されていて静かだが印象深かった。
菊池 芳文(きくち ほうぶん):「花鳥十二ヶ月」
※ 文化遺産オンラインというサイトで閲覧できる。
竹内 栖鳳(たけうち せいほう):「艸影帖(そうえいちょう)・色紙十二ヶ月」
「達磨(11月)」、「初午(2月)」が印象に残っている。「初午」は個性的なデザインで、鳥居が水たまりに映っている?!
土田 麦僊(つちだ ばくせん):「芥子図」、「香魚」(何だかユーモアのある表情の魚だった)
「大原女」・・・これは大きな作品。絵の構図が何とも良い。金の使い方もぐっとくる。
小野 竹喬(おの ちっきょう)
「晨朝」・・・読み方を辞書で引くと、「じんじょう」。早朝のことのようだ。とても美しい色彩の絵だった。うっとり。
「沖の灯」・・・高齢になってからの作品とは思えない、ヴィヴィッドな色。青い夕暮れの海に光が映って幻想的。
伊藤 小坡(いとう しょうは):「虫売り」
五島美術館の「近代の日本画展」でも伊藤小坡の「虫売り」が出展されていて注目していた様子がブログに書いてあるが・・・・詳細まで絵が思い出せない。このときの展示会は五島美術館蔵の選りすぐりのものを展示したようだったので、同じようなモチーフの絵が複数あるのだろう。ちなみに、三重県にある伊藤小坡美術館にも「虫売之図」という作品があるようだ。見たい!
福田 平八郎(ふくだ へいはちろう):「鮎」、「芥子花」、「筍」
※ 今回この、福田平八郎に大いに魅せられた。画集が見たい!!
宇田 荻邨(うだ てきそん):「五月雨」
上村 松篁(うえむら しょうこう):「千鳥」(なんだか可愛かった)
*************
鑑賞の後のお楽しみ。附属のカフェで和菓子を頂く。
お正月限定の和菓子、「めで鯛」。杏入り練り切り、中にこしあん。この杏フレークの酸っぱさがとても良い。
竹内栖鳳の「艸影帖・色紙十二ヶ月」のう「鯛(1月)」をイメージした和菓子だそう。
同行者は、これ。
「春の川」。富田渓仙の「嵐山の春」をイメージしたもの。
上に乗っているのが「筏」だそうだ。おお、確かに「嵐山の春」には筏が・・。
この筏は、あんを焼いたもので、なるほど、半分こして食べたが、カステラの焼けたところのような香ばしい美味しさだった。その下は嵐山の風景をきんとんで表現したそうな。キレイ!
今回も大変満足の山種美術館。次回は2月16日から「日本画の教科書」の東京編が始まる。うむ。これも楽しみ!