11月末に読了。
本書は、4編の短編で構成されている。
4編とも、不思議な出来事に巻き込まれる夫婦の物語。
ニセモノの妻 (著)三崎亜記
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タイトルの「ニセモノの妻」は、ある日突然、妻が「ニセモノ」にすり替わるという物語。
その「ニセモノ」と「本物」を探しにくいという。しかし、その「ニセモノ」は「本物」そっくりだといういう・・・。うーむ。
そして、「断層」という短編は・・・・・。
この「断層」は地層の断層ではなく、時間の「断層」と言えば良いのか・・・物語に説明が出てくるが、書くと「ネタバレ」になる。とても悲しい物語だった。
三崎作品を読むと、現実と少しずれた仮想の世界が描かれ、自分の住む現実を少し疑ったりしてしまう。「もしも・・・」とか。
いつも、このような「少しずれた」設定をよく思いつくなあと思う。
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