昨日、東京国立博物館を訪れ、まずは「秋の庭園開放」を楽しんだ。
その後、第一の目的であった「禅-心をかたちに-」へ。
ポスターに白隠慧鶴の「達磨像」が使われており、てっきり禅画の展示会かと思っていたが、仏像、工芸品、禅とともに中国から伝わった茶の湯の道具まで展示されており、かなり楽しかった。
そしてなんと言っても、伊藤若冲の作品が2点展示されていた!
「鷲図」と「旭日雄鶏図」(エツコ&ジョー・プライスコレクション所蔵)である。これは11月8日から27日のみの展示だったので、知られていなかったのか、作品の前に人だかり・・・もなく、はっきり言って、私ともう一人くらいがじーっっっっと見ていたくらいで、私は、「旭日雄鶏図」をなめ回すように単眼鏡で鑑賞していたのであった。
☆メモ☆
「十大弟子立像」(京都・鹿王院 所蔵)
屈んでいたり、何か者を運ぼうをしていたり・・・、年齢もバラバラ、お顔も全く違うと個性的な10体の像だった。
国宝 「油滴天目」 建釜(大阪市立東洋陶磁美術館 所蔵)
国宝 「玳玻天目」 吉州窯(京都・相国寺 所蔵)
この2点は、「いったいどうやってこんな風に作ったのか!」と思うほど見事な天目茶碗であった。国宝とあって、納得。
以下は全て重要文化財。
「芙蓉図(附千利休添文) 伝牧谿筆(京都・大徳寺 所蔵)
「布袋図」 月江正印賛 黙庵霊淵筆(京都・泉屋博古館)
「大仙院方丈障壁画のうち 四季花鳥図」 狩野元信筆(京都・大仙院)
「竹林猿猴図屛風」 長谷川等伯筆(京都・相国寺)
ボリュームたっぷり。展示も幅広く、大変満足。
この展示会、11月27日終了ということで、混み合っていた。
通常は5時で閉館であるが、金曜日で8時まで開館。そんなわけで夕方になっても人が減るどころか増えていく。
私も含め「会期末の駆け込み鑑賞」の人が多いのか。もっと早く行けば良かった・・・・。
昨日は、大変天気も良く、雲もなく澄んだ秋の空だった。
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