一昨日、読了。
久々の角田光代作品、もの凄く引き込まれた。
私のなかの彼女 (著)角田光代
- 私のなかの彼女/新潮社
- ¥1,620
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主人公の本田和歌は、私とそう変わらない生年が設定のようで、- バブル時代の学生時代、売り手市場の就職活動、返還前の香港買い物旅行、寿退社・・・・懐かしい!と思いながら読み進めていった。
この頃は「女性はクリスマスケーキ」と言われていた時代でもあるので、主人公・和歌が、就職せずに卒業と直ぐに結婚して専業主婦になりたい(そして、恋人の仙太郎を支えていきたい)と思っていたことは、そう不思議ではない。
しかし、その学生時代に思い描いていた未来とは全く違う人生になっていく。
周囲の要因もあるが、結局は自分で選んでいるのだなあ。
主体性がないと思っていた和歌がどんどん変化していくのだ。
いやあ、そのあたりはしみじみと読んでいった。
本書は、和歌と恋人の仙太郎との関係、そして和歌と祖母との関係の二つについて物語られている。太い筋が2本あるようなもので、ものすごく読み応えがある。
とてもオススメの一冊である。
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私はやった派!
本文はここから
国勢調査、ネットで。
これは便利。