朝、東京都知事選挙の投票を済ませて、サントリー美術館に行ってきた。
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「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」である。
徳川美術館は、昨年のゴールデンウィークに訪れ(この時に国宝「源氏物語絵巻 宿木一」を鑑賞)、また、今年5月にも訪れている。展示品も多く、大変見ごたえのある美術館という印象を持っている。
「唐銅飛龍形百目大筒」 一挺 江戸時代 17世紀
ちょっと驚いた。龍の飾りのついた大砲。龍が大きく口を開けており、そこが砲口になっているそうだ。とても装飾的で、これは実際に戦いで使われたのだろうか…と思った。
重要美術品「蘆葉達磨図」 一幅 宮本武蔵筆 江戸時代 17世紀
解説パネルに、宮本武蔵は水墨画の優れた画人でもあったと書かれていた。うーむ、これってどこかで聞いたことがあるようなないような。もしかすると、どこかで宮本武蔵の水墨画を鑑賞したことがあったのかも…思い出せない。
「香木 手鑑香 銘 蘭奢待」 十種名香の内 一材
「蘭奢待」といえば、先日、三井記念美術館で見てきたばかりである。
うーむ。三井記念美術館のものよりも、こちらのものの方が大きいような気がする…などと思いながら鑑賞。
こちらは、源頼政→太田道灌→東福門院和子らを経て尾張家へ伝えられたよう。
「青磁香炉 銘 千鳥」 大名物 一口 南宋時代 13世紀
こちらは、徳川家康、徳川義直(尾張家初代)所用とあった。
そして、解説パネルによると、石川五右衛門が伏見城の秀吉の寝室に忍び込んだ時、本品の蓋の千鳥が啼いたため、捕らえられたという話が寛政9年(1797)刊の「繪本太閤記」7編巻3にあるとのことだ。
こちらの香炉は、美術館入口のポスターに写真が掲載されていた。
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香炉自体そう大きなものではなく、この千鳥は、単眼鏡で観察しても顔の部分が良く見えなかったくらい小さい。
どのくらいの大きさの声で鳴いたのか…想像が膨らむなあ。
国宝「源氏物語絵巻 柏木(三)」 一巻 平安時代 12世紀
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女三宮と亡き柏木の子である薫を抱く光源氏が描かれている場面である。
本展覧会では、「源氏物語絵巻」を大体2週間ごとに4つの場面が展示される。
この「柏木(三)」は7/15までなのである。
この「源氏物語絵巻」は巻物であったが、昭和初期に保存のため額面装に改装された。しかし、額面装であると空気との接触が避けられないため、負荷を軽減するために、5年に亘る修復作業により巻子装に戻したとのことだ。ほう…。
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金沢「森八」の「葛あんみつ」である。
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なんか、見るだけで美味しそうである。
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黄色い包みを開けると…
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おーっつ。色々入っているではないか。
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こちらの「葛あんみつ」は、寒天ではなく「宝達葛」を使ったくず羹なのである。
食感が違う!最中種が付いているところが、グッとくる。
大変美味しかった。
きっと売っていたら求めると思う。