読了。
2023年本屋大賞第2位の作品。
ラプカは静かに弓を持つ 著)安壇美緒
音楽教室が著作権使用料を支払わなければならないかどうかについての最高裁判決が報道されたことを覚えている。
本作品はその係争が題材となっている。
主人公・橘樹は著作権管理団体に勤務しており、音楽教室への潜入調査を命じられた。橘が幼少期に学び、ある事件によりやめてしまったチェロを再び学びだす。
橘の勤める著作権管理団体内の人間模様、音楽教室のチェロ講師との関わり、そして音楽教室の受講生たちとの交流、「え、どうなるんだろう」と引き込まれてしまい、昨晩遅くまで読んでしまった。
著作権管理団体内のドロドロとした感じを描いた部分は「組織って怖いなあ」と思いつつ「怖い物見たさ」で読み進めた一方、楽器演奏を楽しむ人たちの世界って良いなあ、と少し羨むような、しかし楽しい気分で読んだ。
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新潟で求めたお菓子。
越乃雪本舗大和屋 「夏まつり」
金魚すくいの持ち帰りのビニール袋のイメージか。
サイダー味の寒天ゼリー。
中に赤と黒の金魚、水泡に見立てた白ブドウが1粒入っている。
江波冨士子氏の「晴天」という名前の器で。
こちらは、2020年の6月に求めたものである。
もう3年も経っているのか。
(今でもそうだが)江波氏の作品に憧れ、個展があると都合をつけて出かけていた。
うーん。ガラス器は眺める場所によって表情が変わる。
寒天ゼリーの金魚が透けて見えるのも良い感じである。
ステキな器で、とても美味しく食べた。
「越乃雪本舗大和屋」のお菓子は、昨年10月に「こしひかりサブレ」を食べて、さっくりと美味しかったことを思い出す。
新潟伊勢丹の地下食料品売り場に「越乃雪本舗大和屋」のコーナーがある。
生菓子も販売しており、それが本当に美味しそうで、「ああ、食べたい」と思ったが、その日、最高気温が38℃くらいで、持ち歩くのに躊躇してしまった。
気候が良い時に求めたいと思う。
そして、もう一つ。「夏の思い出」
蓋を開けると…可愛い!
クリームソーダの琥珀糖と氷のメレンゲ。
こちらは、8月初旬に催された「小西潮・江波冨士子展」で求めた小西潮氏の「織女」というお茶碗である。昨日、受け取りに行ったのだ。
早速、使ってみた。冷抹茶。
こちらのお茶碗には共箱が付いていた。
江波冨士子氏の共箱と同じ紺色の紐か。
潮工房はこのスタイルなのか?
お茶碗のアップ。私の写真テクニックではこんな感じだが本当に美しい茶碗である。
そして、お菓子のアップ。
桃色のピーチソーダ、メレンゲの氷とも大変美味しかった。