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MOMATコレクション 2023.3.17–5.14 所蔵作品展

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昨日、「重要文化財の秘密」展を見学した後の続きである。

「MOMATコレクション」へ。

 

 

「美術館の春まつり」ということで、10室は「春の屏風まつり」

桜や花にちなんだ作品が展示。

 

美術館の入り口の垂れ幕に使われていた作品はこれ。

 

「花の夕」 船田玉樹(昭和13(1938)年 紙本彩色)

 

 

この色には驚き。

解説パネルには「当時この色を使いこなした日本画家は多くなく、小林古径や速水御舟にしても差し色のようにしか使っていません」とあった。

 

「和春」 鈴木主子(昭和11(1936)年 紙本彩色)

 

 

解説パネルに「梨の花が盛りです。桜が散ったあとは、こんなふうに白と黄色と緑の春が訪れます」とあった。

本作品は展覧会で審査員をしていた鏑木清方にも高く評価されたとのこと。

 

 

 

今年は桜の開花が早く、その分終わるのも早い。

寂しいような気がするが、

続いて、様々な色の花が咲き、新しい春の楽しみが始まるのかと思うと、楽しい気分になる。

 

「星をみる女性」 太田聴雨(昭和11(1936)年 紙本彩色)

 

 

天体望遠鏡を見る女性たちが着ているのは中振袖。

解説パネルに、着物の柄が季節がまちまちなのはなぜか、と書いてあった。

確かに…。

この天体望遠鏡は、国産初の本格的な屈折赤道儀で、2005年まで現役で使われていたらしい。ほう。

 

次は、今村紫紅の「印度旅行スケッチ帳」からの作品である。

ここに描かれたものが、「重要文化財の秘密」展に展示されていた「熱国之巻」に登場しているということであった。

 

「彼南(ペナン)郊外」

 

「蘭貢(ラングーン)の町」

 

「迦耶(ガヤー)ノ町」

 

うーん。それぞれ「主役」が張れるような素晴らしさではないか。

と大満足で所蔵作品展を見終えた。

 

私は近代美術館の床が好きなので記念写真。

 

 

良いなあ。この床。

 

帰りに「国立公文書館」にも立ち寄った。

 

 

企画展はなく、常設展のみ。

「公文附属の図・五号 新橋横浜間鉄道之図」は興味深かった。

 

「重要文化財の秘密」展のミュージアムショップで購入したのは…

 

 

これ。「ぎんざ空也 空いろ」の「あんこパイ」である。

「空也」といえば、銀座の有名な最中店。

この「空いろ」は5代目の方が「あんこを世界へ」と立ち上げたブランドだそう。

 

川合玉堂の「行く春」がパッケージに使われており、

気分が盛り上がる!

 


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