読了。
著者は「潜入ルポライター」として、詐欺や悪徳商法の現場に潜入してきたそう。
本書では、様々な「悪徳商法」の体験が紹介されていた。
悪徳商法 わざと引っかかってみました (著)多田文明
特に引き込まれるように読んだのは次のとおり。
下心につけこむエンゲージリング商法 「デート商法」
これは思わず引っ掛かる人がいるかも知れないと思った。
欲しかったあの商品が格安で入手できる? 「ペニーオークション」
これは、入札ごとに手数料が必要となるインターネットオークションのことで、芸能人がブログで紹介して問題になったことを思い出した。
サークル内の勧誘で人間関係が崩壊 「マルチ商法」
著者が入っているサークルで女性の退会が増えたと思ったら・・・・なるほどの結果だった。
携帯電話だけで月収300万円」に挑戦 「情報教材」
この商法を仕掛けた側は、悪徳なんだろうが、何だかユーモアを感じた。しかし、まあ、よく考えれば、引っ掛からないように思うが・・・欲をかくといけないわけか。
時給わずか60円の厳しい現実 「筆耕ビジネス」
「筆耕師」は、招待状の宛名、賞状などを書く職業のようだ。
著者はクセのある字を書くそうだが、筆耕に取り組む。いやー。これは大変。
本書は、平成25年9月刷の文庫本なので、実際の「潜入」は、それ以前である。
できれば、最新の悪徳商法にも潜入してルポを書いて頂きたい!
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都立大学の「ちもと」の「栗蒸し羊羹」。
12月上旬に撮影した写真である。
9月下旬から2月3日までの季節菓子である。
切ってみて驚いた。どわっと栗!