少し前に読了。
年末に川瀬巴水の版画とリンボウ先生の文章で構成されている「巴水の日本憧憬」を読んで、すかさず図書館に予約した。
本書は、左ページに巴水の版画、右にリンボウ先生の詩で構成されている。
うっとり。
夕暮れ巴水 (画)川瀬巴水 (詩・文)林望
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「巴水の日本憧憬」に掲載されていた画の所蔵先にリンボウ先生のものも多かったことをブログに書いたが、その理由が、本書のあとがきに書かれてあった。(太字部分は本書より引用)
リンボウ先生の川瀬巴水版画の最初の出会いは、大学生の頃。
ある百貨店の古書即売会に木版画が販売されており、「二束三文というべき値段」で出ていたそうである。
その時は購入せず、
「瞬く間に十何年かが経った。幸か不幸か、吉田博などに比べて、巴水の版画は不当に低く評価されていたので、それほど高価なことはなかったから、一点また一点とささやかに買い集めて、今日までに漸く数十枚のコレクションを得るに至った」
とのことである。なるほど。
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新年といえば花びら餅である。
叶 匠壽庵の茶房。お抹茶とのセット。
美味しかった~。