ずっと前に読了。
生きていない人が主人公や主要人物で登場する短編集。
ゴースト (著)中島京子
![]() | ゴースト Amazon |
「ミシンの履歴」という物語が心に残る。
数十年前までは、多くの家庭にミシンはあった。
ミシンでブラウス、スカート、ズボン、カーテン、ぞうきん、何でも作れたのだ。
表紙にも描かれているが、柔らかな曲線でデザインされた足踏みミシン。
このミシンが、色々な持ち主を変えて活躍する。
「きららの紙飛行機」は戦後の「浮浪児」らしき子どもと、現代の「放置児」といわれる子どもとのお話。これは、読んで辛かったお話だ。色々考えさせられた。
******************
「チャルダ」というイタリアの伝統菓子を食べた。
小麦粉生地を鉄の型で焼いて、中に砂糖とアーモンドで作ったフィリングを挟んだものが一般的だそうだが、私は、チーズを練り込んだ生地のものに、チーズとコショウで作ったフィリングが入ったものをテイクアウト。
おやつに食べた。
なかなか美味しい。甘いフィリングにしなかったのが良かったのか?
生地もチーズの味がしっかりとして、フィリングもチーズなので、ちょっとしたスナックという感じ。