2巻は私にとって難解で、読むのに骨が折れたが、3巻は物語が急速に進むので、「えっ、えっ、どうなるわけ?!」とかなり早く読めたような気がする。
本書のストーリーはあまりにも有名なので、読んだことがなくても「なんとなく知っていた」のだが、実際読んでみると、分かっていてもドキドキする、先を知りたくなってしまう。
カラマーゾフの兄弟3
(著)ドストエフスキー (翻訳)亀山郁夫
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本書を読んで、特に2巻くらいから、「どうして登場人物たちは不幸に向かって引き寄せられていくのだろう」と考えた。
回避出来るはず、関わらないで良いはずのことに、どうして「わざわざ」首を突っ込んで、どっぷり浸かってしまうのだろう。
これはこの物語の主人公だけではなく、この時代から100年以上経つ現代人の私たちもそうかも。「人間の性」というやつだろうか。
巻末の翻訳者の亀山氏による「読書ガイド」が大変すばらしい。
「2巻のあらすじ」も載っていて、復習ができる。
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