5月12日に東京国立博物館「総合文化展」を鑑賞。
その1からの続き。
「詠草」 本居宣長 江戸時代・18世紀 紙本墨書
本居宣長は、ご存じ江戸時代の国学者である。
なんと現在の三重県松阪市出身なのである。
恐らく中学生の時に学校行事で旧宅「鈴屋」を訪れたことがある…実はあまり詳細は覚えていないが…ということで、ついつい反応してしまい記念撮影をしてしまった。
「鶏図」 中村芳中 江戸時代・19世紀 絹本着色
中村芳中は大好きである!
芳中といえば「たらし込み」技法だよねえ…。
「鷹狩図屏風」 久隅守景 江戸時代・17世紀 紙本着色
(東京・日東紡績株式会社)
久隅守景と言えば、東京国立博物館所蔵の国宝「納涼図屏風」の何となくユルイ雰囲気が思い浮かんでしまい、本作品のような緻密な作品を見ると興奮してしまうのである。
解説パネルにも「鷹匠の動き、鶴や白鳥の描写に、卓越した画技の高さをみることができます」と書いてあったとおりなのであるが…。
ところで、この左側の男性の持っているものって何だだろう…。
ぱっと見たときは「え、(カバーを付けた)スマホ?」と思ってしまった。
何だろう…。
「写生帖(乙帖)」 円山応挙 江戸時代・18世紀 紙本着色
本当に美しい。
この筍も魅力的。山の匂いまでしそうな感じ。
「虫豸帖 春」 増山雪斎 江戸時代・19世紀 紙本着色
2023年サントリー美術館「虫めずる日本の人々」展で、「虫豸帖 夏」を鑑賞して大変魅せられたのだが、こちらは「春」である。
うーむ。やはり素晴らしいと思う。
ちなみに増山雪斎は伊勢国長島藩主、現在の三重県桑名市長島町か。
三重県にゆかりのある人物は気になるのである。
「鶺鴒 藤」 葛飾北斎 江戸時代・19世紀 中判 錦絵
今の季節。
「名所江戸百景・亀戸天神境内」 歌川広重 江戸時代・安政3年(1856)
大判 錦絵
こちらも今の季節。
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帰り道に一保堂茶舗で新茶を求めた。
これがまた、美味しかった。
瑞々しいなあ~と思いつつ味わった。
とりあえずパッケージに書いてあるとおりの温度で淹れてみたが、
湯温を変えてみると違った味わいがあるとのことで、
色々試みてみたい。
冷水で水出しでも良いかな。