1月29日に訪れた「吉田博 木版画の100年」、「MOA美術館」からの続きである。
展示を一巡りして、「茶の庭」へ。
「片桐門」
豊臣秀吉の重臣の片桐且元が奈良・薬師寺の普請奉行をつとめた際の宿舎の正門で、移築されたものだそうだ。
デザインがオシャレ。モダンというか。
「光琳屋敷」
尾形光琳の屋敷を復元。こちらは台所の様子。
少し梅が咲いている。
この「吉田博」展の後は、毎年恒例の国宝「紅白梅図屏風」の展覧会が催される。その頃にはもっと咲いているだろう。
「和食 花の茶屋」
こちらで昼食。
「海鮮蒸寿司」
温かくて蒸し寿司も良いかも。
分量も軽めで良かった。
なぜなら…。
「La pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」でスイーツを楽しむからだ。
著名なパティシエ・鎧塚俊彦氏プロデュースのスイーツ店である。
「ブリュレ atami」
「atami」というのに惹かれた。伊豆の牧場からの素材を使っていてそれも魅力。
同行者その1は「クラシックショコラ」
一口もらったが、これは濃厚で美味しい。
同行者その2は「季節のフルーツパフェ」
どどどん、と大変ボリュームのある感じ。
同行者も満足そうに食べていた。
その後、再び展示室へ。
人も少なかったせいか、スタッフの方に展示室の工夫について話を伺った。
特に印象に残ったのは…
こちらは「當麻寺」の古材が使われているとのこと。
こちらは「海龍王寺」の古材。
雑誌「和樂 2017年8・9月号」に「展示台に屋久杉を使用したり、天平古材を用いたコーナーも」とあったが、これか。
そして、この畳もい草ではなく、和紙で作ったものだそうだ。
和紙のほうが作品に影響を与えにくいなどの理由があるそうだ。
ふむふむ。しかし、ぱっと見、普通のい草の畳に見えるので気が付かなかった。
こちらのケースの下は瓦。ガラスにもこだわりが。
MOA美術館をしっかり堪能した後は…。
「横山大観の和菓子」として「和樂 2017年8・9月号」に紹介されていた「本家ときわぎ」へ。
こちらの「きび餅」を食べて美味しかったので、今回も。
やっぱり、美味しかった。
そして、今回はさらに「栗羊羹」を。
私の前に会計をしていらした方が「好きなのよ~」とお求めになったのを見て、私も…。
こんな感じ。
しっかりとした感じの羊羹。
近頃、「蒸し羊羹」や柔ら目の羊羹を食べることが多かったので新鮮。
そして、大変濃厚である。
ほうじ茶が合う。
菅野一美氏の黒掻き落としの器で。