9月16日にアーティゾン美術館に行ってきた。
まずは、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展を鑑賞。
次に、同時開催の「創造の現場 映画と写真による芸術家の記録」展に進んだ。
アーティゾン美術館の前身であるブリヂストン美術館は、「美術映画シリーズ」という記録映画を製作していた。
その記録映画と、対象の画家の作品、写真が公開されている。
記録映画は全て見ると合計2時間半ほどかかるように書いてあったため、通りかかったときに放映されているものを少し眺める程度にとどめておいた。
しかし、画家の自宅を訪問するシリーズは、アトリエやお部屋の様子も興味深いし、家族との様子も「ほう、こんな一面が…」ともっと見たかったと思った。
「秋郊帰雁」 川合玉堂 紙本墨画淡彩
川合玉堂の映画は、アーティゾン美術館の公式サイトでも見ることができる。
青梅市御岳の住居、画室の様子、周辺を歩き、スケッチする川合玉堂の姿などが紹介されていた。
青梅市御岳には「玉堂美術館」があり、作品の展示、当時の画室の再現もされている。ずっと行ってみたいと思っていたが、映像を見て実現せねば、と思った。
「糺の森 秋雨」 横山大観 絹本着色
「山幸彦」 小杉未醒(放庵、放菴) 1917年 油彩・カンヴァス
おお、小杉未醒(放菴)の作品が!
今年3月の国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展で「楽人と踊子」を鑑賞してから大注目している。
「採果童子」 小杉未醒(放庵、放菴) 1928年 油彩・カンヴァス
もう一枚油彩が展示。ほうほう、柔らかいタッチのホンワカした雰囲気。
日光には「小杉放菴記念日光美術館」がある。こちらも訪れたいと思っている。
「日の出鶴」 前田青邨 1965-75年頃 紙本着色
「紅白梅」 前田青邨 1970年頃 紙本着色
未練を残しつつ、次に進む。