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楽しい隠遁生活 ―文人たちのマインドフルネス

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昨日9月3日、大倉集古館を訪れ、次に向かったのは、泉屋博古館東京である。

 

 

6月は大倉集古館→菊池寛実記念智美術館のカフェ「茶楓」→泉屋泉屋博古館東京というルートを辿ったが、なななんと、カフェ「茶楓」が休業中なのである。

 

そこで今回は「HARIO CAFE」で軽く食べることにした。

 

 

前回、アイス・カフェオレにしたら大変美味しかったので、

バケットホットサンドセットに、ホットのカフェオレにした。

 

 

うーむ。やっぱりカフェオレ、美味しい。

そして、バケットホットサンドも「ハム・チーズ」を選らんだのが良かったのか、お腹も大変満たされたのであった。

こちらはカウンター席からの眺め。この席好きなんだよなあ。

 

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しばしゆっくり過ごした後、展覧会へ。

 

 

「楽しい隠遁生活 ―文人たちのマインドフルネス」展である。

 

まず、マインドフルネスって?

展覧会チラシによると「安寧な心理状態」とのことだ。

 

本展覧会は、「理想の隠遁空間をイメージした山水・風景や、彼らが慕った中国の隠者達の姿を描いた絵画作品とともに、清閑な暮らしの中で愛玩されたであろう細緻な文房具なども併せて展示」ということで、文房具のほか、煎茶のセットも展示されていた。

 

「梅渓閑居図」 田能村竹田 (文政10年(1838)掛軸)

のそばに、「籠地器局(ろうじききょく)中国・明時代 竹・木」が展示されていた。

 

解説パネルに「器局とは文房に置いて茶器をなかに収納しておくもの」と書かれていた。器局のほか、茶銚、茶碗、茶心壺、盆、茶たくなども展示されており、これで、煎茶を入れ、静かな風景を見ながら、ゆったりと楽しむのか…。

 

山水画や桃源郷を描いた絵画を見つつ、こんなところで美味しいお茶を飲み、ぼんやり(!)できたら良いだろうなあと「楽しい隠遁生活」に思いを馳せた。

 

 


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