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大英博物館 北斎 -国内の肉筆画の名品とともに- 後期展示

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サントリー美術館に行ってきた。

 

天気予報で、「正午あたりから強雨、落雷など注意が必要」と言っていたが、朝は晴天。

仕事をしつつ窓の外を見ていたが、ずっと青空でどんどん気温も高くなっている。

本当に雨が降るのだろうか・・・と思いつつ、昼食を食べて、さあ、出かけようと思ったら、なんと、どんどん雲行きが怪しくなり・・・天気予報が当たった!

スゴいぞ!と感動する反面、雨脚も気になるようになってきたが・・・今後の予定を考えると「大英博物館 北斎」展にゆっくりと行けるのは今日くらいしかないと、雨靴を履いて出かけた。

 

 

そう、終了まであと10日なのである。

会期終わりに近づけば近づくほど、混み合うのが展覧会である。

 

しかも、5月22日のNHK「日曜美術館 アートシーン」で本展覧会が紹介されている。

混んでいないわけがないのだ・・・。

ちょっと驚くくらい混んでいた。

 

「朝顔に鵜図」 葛飾北斎 一幅 文政9~天保5年(1826~34)頃 大英博物館所蔵

黒い鵜が1羽描かれていて、この鵜の顔が「フフンッ!」と言っているように見える。

通期展示なので前回も見ている。

ふとNHK「チコちゃんに叱られる」の「キョエちゃん」が頭に浮かんだが、ちょっと違うなあ・・・などと考えた。

 

「鳥獣画」の解説パネルに「北斎の描く鳥や獣は飛び跳ね、潜り、堂々と胸をはっており、外見の優雅さや美しさはもちろんのこと、実に生き生きとした個性を持っている」と書いてあった。

うむ。まさしく、そんな感じである。この鵜も「堂々と胸をはって」「生き生きとした個性を持って」そこに止まっている感じ。良いねえ。

 

・「肉筆画帖」 葛飾北斎 一帖 文化5~7年(1834~36)頃 北斎館所蔵

前期と場面替えで、「鮭と鼠」(荒巻鮭の頭部と白い鼠が2匹)、「鮎と紅葉」、「蛙とゆきのした」(蛙が丸い瓦を跨ごうとしている)、「鰈と撫子」が展示。

どれも良かった。「鮎と紅葉」は涼しそうな感じ。

 

後期のみ展示の

「端午の節句図」 葛飾北斎 一幅 弘化元年(1844) 福田美術館所蔵

これは本当に美しい。モチーフがとても個性的。

解説パネルに「梅花の蒔絵を施した黒漆塗りの架台に、金の龍を乗せた兜が飾られ、兜から垂れる長い布や熨で包んだ花菖蒲が台の中ほどに結び付けられている」と書かれていた。

こんな端午の節句の飾り物を見たのは初めて。

福田美術館所蔵か・・・、京都、行きたいな・・・。

 

 

**********************

 

ぼちぼちと仕事部屋を片付けようと、雑誌「和樂」のバックナンバーを読み直し、処分している。昨年2021年8・9月号を読んでいたら・・・「シンプルだけど奥が深い!日本の涼菓の歴史をひもとく ひんやり、つるん!水ようかんの夏が来た!」の記事に釘付けになってしまった。

 

ふむふむ。

「桃林堂」の「生水ようかん」を食べて、水ようかんの奥深さを感じた。

この夏は、水ようかんを探求したい・・・。

 

と、いうわけでサントリー美術館で北斎を堪能した後は、「とらや」へ。

 

 

「とらや」さんは、ショッパーも格好いい。

 

「やわらか羊羹 ゆるるか」が気になり、購入。

 

 

これが・・・また、何ともいえない食感。

説明の紙によると「とらやの水羊羹よりもやわらかく、かつ羊羹の餡の風味がしっかりと感じられる」ように作られた羊羹で、なんと、「ユニバーサルデザインフード」とのこと!

おおっ。なるほどね・・・。

 

江波冨士子氏の「紫陽花」で。ちょうど今が季節、ガンガン使って楽しもう!

 

 

冷たいお抹茶の美味しい点て方も探求したい。

 

 

色んなところで紫陽花も咲いて、とっても綺麗。

 


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