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送別の餃子 中国・都市と農村肖像画

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読了。

久々の「中国モノ」である。

SNSで紹介されており、興味を持った。

 

送別の餃子 中国・都市と農村肖像画  (著)井口淳子

 

著者は、民族音楽学を研究する大学教授である。

なんと大学院生であった1987年以来、中国各地で研究のためのフィールドワークをされている。

 

本書は、著者のフィールドワーク中に体験した人々との交流の思い出を綴ったエッセイである。

 

1987年の中国!

まだ「外貨兌換券」のあった時代である。

エッセイでも語られているが、当時の中国では外国人は、外国人専用であるこの通貨を使うことになっていた。また、外貨兌換券でしか買えなかった品物もあった。

私はこの外貨兌換券を使ったことはないが、各種旅行記で読んだり、駐在者にその話を聞いたりしたことはある。

まあ、通貨が違うほどなので、当時は外国人が非常に珍しい存在であったことが分かる。

 

その頃、中国では外国人が立ち入れなかったり、立ち入るのに許可がいるエリアがあった。

都市から遠く離れた農村などである。

 

著者の研究対象の「民族音楽」は、そのような農村で伝えられていることが多く、本書では研究対象地に立ち入る許可を受けるための努力や、当時、水道などの施設が整っていなかった農村での様子なども描かれている。

 

一定期間、そこに住みこんでの調査のため、現地の人々との交流はかなり「密」なものとなり、様々な物語が生まれ、綴られている。

 

本書には写真ではなくイラストが使われており、味わい深いものになっている。

いやあ・・・今の中国はどうなっているのだろうか。

 

***********************

 

先週の金曜日、4月15日に高橋朋子氏の「春に浮かぶ」展を訪れた折に、吉祥寺の有名店「小ざさ」で求めた最中。

 

翌日4月16日に、おやつにした。

 

 

岡晋吾氏の湯呑み、伊藤千穂氏の鳴海織部変形角皿で。

 

 

小ぶりで、しつこくない甘さ、2つくらい「ちょろい」感じで食べられる。

小豆あんと白あんの2種類。

これは美味しい!

吉祥寺に行くことがあれば必ず購入したい。

 

実は、最近まで積極的に最中を食べることはなかった。

 

昨年2021年10月に撮影したもの。等々力駅前の菓子司八洲の「鈴もなか」

 

 

こんなに「軽くて」美味しい最中があったのかと、最中に「目覚め」た。

 

そして、「オランダ王国大使公邸 チューリップガーデン一般公開」後に訪れた赤坂の「塩野」、ここの最中3種も美味しかった・・・。

 

 

これ、包みのデザインも素敵だが、最中の形もユニークで良かったが・・・記念撮影を忘れてしまった。また、食べたい。


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