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MOMATコレクション 2021.10.5-2022.2.12 所蔵作品展 その2

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11月13日に訪れた東京国立近代美術館「MOMATコレクション」、その1からの続きである。

 

小林古径 「機織(はたおり)」 (1926年 絹本彩色)

 

 

こちらは137.0×171.5㎝という比較的大きな作品。

実際はもっと明るい色で描かれており、とても綺麗。

 

冨田溪仙 「紙漉き」 (1928年 絹本彩色)

 

 

「民藝の100年」展に合わせての選択だろうか、機織りに紙漉き。

こちらは、デフォルメされ、柔らかい雰囲気で、良いなと思った。

 

小茂田青樹 「虫魚画巻」 (1931年 紙本彩色)

6図が1つの巻物になっている。

 

こちらは蛙。

 

 

クモ。

 

 

金魚と鯉。

 

 

これが巻物になっている。

美術館の長い展示ケースでは一度に6図全て見られるが、

巻物ということは、本来は開きつつ、1図ずつ見るようになっているのでは・・・なんとなくもったいないというか、1図1図がもう「ソロで舞台に立てる」ような感じで、「キャラが立っている」のである。

 

田中功起 「一つのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて」 

(2012年 HDヴィデオ カラー サウンド 13分33秒、段ボール、椅子他)

 

一生懸命に段ボール箱を積み上げたり、走って運んだりする人々。

置いたと思ったら、運び、移動が続く様子の映像である。

 

東京国立近代美術館で撮影されたそうだ。

廊下、事務室、作品移動用のエレベーター、なんと展示室内まで段ボール箱が運ばれている!

 

解説パネルによると「今回は、館内のさまざまな椅子を使って構成したスペシャル・バージョンでご紹介します。座って休憩していただくことももちろん可能です」とあった。

 

 

映像をうつすディスプレイのほか、こんな風に段ボールや椅子が展示されている。

恐らく展示の1つだったと思うが、ディズプレイに向かい合っている椅子に座って、じっくりと映像を鑑賞した。

最後は段ボールのガムテープを外し、片付けのシーンがあり、非常に面白かった。

 


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