三菱一号館美術館に行ってきた。
イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」展
日本初出展の名品が多数、ということで評判が良く、
これは・・・と思い参上。
日時指定券を購入しての入館である。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、人数制限を設けてあるとのことで、
「激混み」ではなかったが、平日にも関わらず人は少なくなかった。
一部、撮影可の部屋があり、これは嬉しかった。
全てイスラエル博物館所蔵の作品である。
今回、大変注目されているレッサー・ユリィの作品、
「風景」 1900年頃
「麦畑とポピー」 フィンセント・ファン・ゴッホ 1888年
赤いポピーが新鮮に感じた。
きっとひまわりのイメージが強烈すぎて、ゴッホが赤い花の絵を描くとは・・・・という感情だと思う。
「エラニーの日没」 カミーユ・ピサロ 1890年
え、これ、ピサロ?!と思った作品。
こういう色の使い方もするんだ!とかなり惹かれた。
初来日作品。
「朝、陽光の効果、エラニー」 カミーユ・ピサロ 1899年
ピサロの作品は、初来日の「テュイルリー宮庭園、午後の陽光」(1900年)も良かった。
今回購入したポストカード
左上、「川釣り」 ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(制作年不詳)
右上、「港に近づくフリゲート艦」 ウジェーヌ・ブーダン(1894年)
この2枚は、「第1章水の風景と反映」にあり、この章は大変魅力的だった。
コローの作品はどれも良く、ブーダンも良かった。
又、アルフレッド・シスレーの「サン=マメス、ロワン川のはしけ」というタイトルの作品が2点あり、1884年のもの、1885年のもの両方とも良かった。
ヨハン・バルトルト・ヨンキントの「日没の運河、風車、ボート」という作品も良かった。
左下のポストカードは、レッサー・ユリィ「夜のポツダム広場」(1920年半ば)。
これは初来日作品、私は、レッサー・ユリィという画家の存在も知らなかった。
本展覧会で、「あ、初めて見る絵で、気になる!」と思うとこの画家の作品だったりした。
今後、注目したい。
右下はエドゥアール・ヴュイヤール「長椅子に座るミシア」(1900年頃)。これも初来日作品。
このほか、ポール・セリュジエ「風景」(制作年不詳)も良かった。
手前に葉のない木が5本、その右側にひょろっと高い木があり、奥に描かれている木々は紅葉している雰囲気だが、下草は青い。絵の中断に赤い屋根のクリーム色の家、その右側に白っぽい橋が描かれている。遠くに尖塔のある教会が描かれている、という風景。何か物語がありそうな雰囲気。
実は会場を3周したので、大変疲れた。
一保堂茶舗の喫茶室 嘉木へ。
まず、白湯が出てきて、感動した!!
水ではなく、白湯!
煎茶「薫風」と焼き菓子のセット。
お菓子は、京都の坂田焼菓子店のりんごのジャムサンド。
お店の方によると、東京では販売していないらしい。
貴重な機会。
「薫風」の一煎目、美味しかった-。
煎茶を美味しくいれられるようになりたいと思った。
二煎目と三煎目は熱湯でいれたそうだ。後ろのポットで。
ふむふむ。
お菓子のお皿がお洒落だわ・・・と思っていたら、ショップで販売されており、イイホシユミコ氏のものだそう。なるほど!やっぱり!
この後、大丸百貨店の地下食料品売り場、丸ビル、新丸ビルで買い物し、大変満足して帰路についた。ああ、楽しかった。