昨日、読了。
本書は、SNSで紹介されていて興味を持った。
緒方貞子氏を取り上げた「NHKスペシャル」を書籍化したもの。
緒方貞子 戦争が終わらないこの世界で (著)小山靖史
本書に多くの緒方貞子氏の言葉が紹介されており、たくさん覚えておきたい言葉があったが、ここに2つメモしたい。(太字部分は本書からの引用)
「模擬国連」について書かれたところで、次世代を担う若者たちに望むことは何か。
「“多様性”への対応ですよね。(中略)多様性にどう対応するか--。やっぱり尊敬しなくてはいけないのでしょうね。尊敬というのはオーバーかな?尊重でしょうか。隣の人は自分と同じとは思わないほうがいいですよ。あなたと私は違うのです。違った部分については、より理解しようとするとか、より尊敬するとかしなくてはいけないのではないでしょうか。(後略)」
この言葉は、世界という規模で考えると大変重要なことであるし、ぐぐっと小さく身近に引き寄せ、私のような小市民の日常でも「隣の人は自分と同じとは思わない」ほうがスムーズに生活できるだろう。仕事にしても。
私は、「尊重」という言葉にストンと納得することができた。
緒方氏の上智大学教授時代の教え子の方が印象に残っているという緒方氏の言葉。
「教育は身に付いた経験や知識を全てはぎ落とした時、最後に残るものです」
これを読んだ時、この言葉が具体的にどういうことを意味しているのか分からなくて、暫く考えた。「身に付いた経験や知識を全てはぎ落とした時」とはどういう時なのか。
うーん。そして、ここでの「教育」が具体的に示すものは何だろう。学校教育?家庭での教育も含める?教育により得られるのが経験や知識だったりするのではないかとも思うし、大変難しい。
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昨日、新潟県からさくらんぼが届いた。
今年は、ガラス器を絶賛使用中なので、江波冨士子氏の「晴天」に入れてみた。
・・・・ちょっとさくらんぼの色が違う。
お盆の上に載せてみた。
さくらんぼの色はこれに近い。
本日、所用のついでに所謂「デパチカ」を覗いていたら、あちこちのケーキ売り場に「父の日ケーキ」なるのものがあるではないか。
明日は父の日か。
「父の日 グルノーブル」
ぱっと見たときに、セサミストリートのビッグバードを連想した。
せっかくなので、昨日届いたさくらんぼを添えてみた。
「モロゾフ」公式サイトによると「チョコレートスポンジで、チョコレートクリームとウォールナッツを挟みクリームシャンティでナッペしたケーキを黄色と白色のチョコレートで包みました。父の日のシンボルの一つ、黄色の花のような華やかなケーキです。」とある。
え。
黄色の花が父の日のシンボルなのか。
母の日がカーネーションのように・・・?。
し、知らなかった。
検索してみると、父の日に黄色いものを贈る習慣は日本ならではのもののようだ。
黄色いバラが一般的のよう。ほう・・・。