読了!久々の恩田陸作品なのでゆっくり読もうと思ったが、躍る心を抑えることができず、貪り読んでしまった・・・。美味しい物を飲み込んでしまった後のような気持ち。
「ドミノ」の続編である。
ドミノin上海 (著)恩田陸
「ドミノ」を読んだのは2009年。面白かったことは覚えているが、登場人物までは覚えていない。ブログを読むと「加藤えり子」にひかれていたようだ。
このえり子さん、本書でも大活躍である。
舞台は上海。表紙に水色の風呂敷のようなものを括り付けたパンダがいるが、このパンダは上海動物園で飼育されている「厳厳」。本書には、「壁に貼ってある説明書き」に「厳厳 GUWANGUWAN」とあると書かれていたが、上海語?「YANYAN」ではあるまいか?
この厳厳が、まあ魅力的なパンダなのである。
恩田陸作品の登場人物(動物含む)は魅力的。
本書も登場人物が多いが、一人一人個性が際立っていて引き込まれていく。
本書の最後に、続編をほのめかす1文があった。
次は何年後だろうか。大変楽しみ。
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ずっと前に、近所の緑道で撮影したシャガ。
間もなく6月である。
緑道の様子もどんどん変わっていくだろうな。