読了。
本書を購入したのは、恐らく8年前くらい。
神保町の三省堂書店で、かなりお勧め度の高いポップで紹介され、たくさん平積みされていたように思う。
文庫本で購入したのは、持ち歩いて読もうと思ったからだ。
ちょこちょこと読んでは中断、そして、旅行の折に持っていって読んで中断、そして・・・と、3/4ほどのところで数年間本棚に眠っていたところを、外出自粛のこの機会に読もう!と一念発起。
銃・病原菌・鉄(上) (著)ジャレド・ダイアモンド (訳)倉骨彰
上巻プロローグに「人類社会の歴史は世界のさまざまな場所でそれぞれに異なった発達をとげてきた」とある、本書はなぜ「異なった発達」になったかについて述べられたものである。
上巻は、最初の方は数年前に読んでいるのであまり記憶が・・・大陸の形と農作物の伝播の仕方、家畜化される動物とされない動物の違いなどなど面白く読めた。なるほど・・・。
上巻最終章は、「家畜がくれた死の贈り物」として、病原菌について書かれていた。
世界各地の過去の感染症による被害の様子を読んでいると、現在の状況と重ねてぞっとしてしまう。
アメリカ先住民の人口がヨーロッパ人による征服により激減した。それは、戦場による死者より、ユーラシア大陸から運ばれてきた病原菌での死者の方がはるかに多かった・・・このあたりもぞっとした。
現在、下巻を読み進めている。さて、いつ読了できるか。
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あっという間に5月。
根津神社の「月次花御札」。
左は、端午の節句から重陽の節句まで御利益があるという「薬玉」。
右は、5月の「菖蒲」である。
無病息災の願いをこめて、少々早いが「薬玉」の御札も飾ることにした。