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スコーレNo.4

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読了!

 

今年1月に読了した『つぼみ』が、本書のスピンオフだということを知って、読みたい!とずっと思っていたが、数日前にやっと読了。

 

スコーレNO.4  (著)宮下奈都

 

本書『スコーレNO.4』の主人公麻子は、『つぼみ』所載の『手を挙げて』の主人公和歌子の姪、和歌子の姉の里子の長女。

この和歌子は、本書では、麻子が就職してからの一人暮らしの部屋に子連れで訪問し、麻子の祖父の話を含む昔話をしていく。登場は少ないが重要な人物。

 

本書の主人公麻子の父が、『つぼみ』所載の『あのひとの娘』に登場していた。『あのひとの娘』の主人公美奈子は、麻子の父の同級生で、麻子の妹紗英の華道の先生であった。麻子の父の高校時代も描かれていたが、本書に登場する、すでに父親となった姿とは少し違う印象を持っていたことを思い出した。ふむ。興味深い。

 

そして、麻子の妹紗英が『つぼみ』所載の『まだまだ』の主人公だった。本書で紗英は、幼少の頃に多く登場しており、この女の子が『まだまだ』では、華道に取り組む女子高校生として描かれていた。ふむ。こんな風に成長するんだったのかとしみじみした。

 

主人公麻子は、大学卒業後、得意の英語力を生かして輸入貿易会社に就職し、研修先として高級靴店に出向する。

その高級靴店で扱っている非常に高価だと思われる靴を試し履きしたときに、

 

足の動きに靴が完全についてくる。この靴、ただ者ではない。土踏まずにぴたりと吸いつくような感じは、今までに味わったことのない感触だ。重いのに軽い。存在感はあっても歩く邪魔にならない。それどころか、裸足よりも気持ちがいいくらいだ。どこまででも歩いていける気がした

 

主人公が、最初足を入れたときに少しきついと感じたが、店内を歩くうちに、上のような感覚を持った。うーん。凄い靴だ。羨ましい。

 

さらに、

 

一度足を通してこの靴のよさを知ってしまえば、値段分の価値はあると思った。むしろ、立っているだけで膝がすっと伸びて、歩けば足が弾むようなのだ。」

 

ともある。この靴の値段は具体的には書いていないが、主人公が分割払いも考えているほどなのでかなり高価だろう。

 

しかし、履いてそんなに時間が経っていない「履き慣らし」なしの段階でこのように感じられる靴と出会えるなんて、それは幸せだろう・・・と、まあ、小説なのだが、大変羨ましく思った。

 

*****************

 

本書と全く関係がないが、最近、ベトナムのサンドイッチである「パインミー」を食べた。

 

 

ベトナム料理店のランチセット。フォーやタピオカのココナッツミルクも付いていてお得な感じ。

10月に読んだ『このレシピがすごい!』にも「パインミー」が紹介されていて、「ああ食べたい」と思っていたのだ。

 

 

断面。野菜たっぷりな感じ。

 

 

「香菜(パクチー)」も入っていて、東南アジアっぽい雰囲気もある。が、フランスパンである。

美味し-。又、食べたい。

 

そして、ベトナム式コーヒー。

 

 

アジア放浪紀行などを読んでいると、このコーヒーについて書かれているものが多いように思う。

 

フタを取ってみると、

 

 

この「組み合わせ式フィルター」はフランス伝統のものらしいが、フランスでは見たことがないように思う・・・。まあ、フランスへは、観光で行ったことしかないので・・・。

 

 

お湯がなくなるとこんな感じ。で、フィルターを取ると・・・。

 

 

下にあるのは、コンデンスミルク。たっぷり。

これをかき混ぜて飲む。

 

 

甘くて、苦い。濃厚な感じ。

これもやみつきになりそう・・・。

 

このフィルター欲しいなあと思って調べてみると、

おお、「ベトナムコーヒードリッパー」として売っているではないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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