サントリー美術館に行ってきた。
お楽しみのメンバーズ内覧会である。
今日も大変暑かったが鑑賞している人は割と多かった。
スライドレクチャーにも参加。
琉球王国については、ほとんど知識が無かったので、大変ためになった。
1429年に尚巴志が統一して琉球王国が成立。
「貝摺奉行所」という漆器製作の役所があったらしい。
漆器の図案も手がけていたので、そこから優れた絵師も育ったようだ。ふむふむ。
そして、琉球の絵師は、中国の福州に留学して絵画を学んだ。
スライドレクチャー担当の学芸員さんによると、
山口宗季と座間味庸昌の2人の画家は注目。
たしかに、展示されていた絵は、中国絵画と日本画をミックスしたような魅力がある。
私が惹かれたのは、琉球漆芸。
「貝摺奉行所」という役所を設けて制作、管理をしていたほどなので、大変レベルが高いと思った。
朱漆に沈金がほどこされて大変品のある国宝「朱漆巴紋牡丹沈金馬上盃」(18世紀、那覇市歴史博物館蔵)。
これは、馬に跨がったまま片手で飲めると解説ボードに書いてあったが・・・。
馬に跨がって飲むには美しすぎる。
国宝「黒漆葡萄螺鈿箱」(18世紀、那覇市歴史博物館蔵)。
これは、解説ボードに「色紙を重ねた形」と書いてあった。
大変ユニークが形の箱。貝の螺鈿が大変細かく美しい。
沖縄県指定文化財「黒漆葵紋螺鈿箱」(17~18世紀、浦添市美術館蔵)は、「葵」の御紋入りの箱。江戸幕府への献上品だろうか。
これも本当に細かい螺鈿細工で美しかった。
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目で楽しんだ後は、いつもの通り、美術館隣のcafeへ。
展覧会限定スイーツ「沖縄塩の豆乳アイスパフェ」
「沖縄の塩『シママース』のオリジナル豆乳アイス」は、さっぱりと美味しかった。
その後ろにあるあっさりとした甘味のせんべいも美味しかった。
甘いアイスやスポンジのような麩?
くず餅のようなものも入っていたなあ。白玉のようなものとか。
そういうものを楽しんだ後、底の方のゼリーは爽やかな酸っぱさ。
「トロピカルカクテルのジュレ」らしい。
こちらで、本展覧会の図録も見られるようになっており、じっくりと拝見。
実は、生まれてからまだ一度も沖縄を訪れたことがない。
行ってみたい!