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国立新美術館 建築ツアー2018 歩く・見る・知る美術館

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本日、国立新美術館に行ってきた。

 

 

明日まで六本木は「六本木アートナイト2018」というイベント中、ということで、色々なイベントが催されていた。

国立新美術館もこんな風にカラフルなのは、イベントだからだろうか?

 

 

参加したのは、「建築ツアー2018」である。

国立新美術館は、超有名建築家・黒川紀章氏と日本設計の共同体で設計されており、

本ツアーは、建物内を、日本設計の社員さんの案内で巡るというもの。

 

上の写真の斜めがけバックをお借りして(売っていたら欲しい!と思ったがボランティアの学生さん作品で非売品らしい・・・残念)貴重品のみを携帯し、身軽な格好でイヤホンを着けてあちこち回った。

 

なんと、ヘルメットを着けて床下にも行ったのだ!(バックヤードは撮影禁止だったので写真なし)

大変盛りだくさんな内容だったが、写真があるところだけ記録することにする。

 

まずは・・・

 

 

右に写っている「光かべ」とよばれている壁。写真では分かりにくいが壁全体が「行灯」のように光っている。

これの「内側」に入らせていただいた。

 

 

上に向かって撮影。

 

 

うむ。中を見ると割と単純なしかけだが、普通は思いつかない工夫だ。

 

屋上にも上った。

 

 

これはガラスの外壁を掃除する装置。

屋上にはレールも敷かれており、そこをこの装置が移動して外壁を掃除するらしい。普段は奥まったところに置かれており、外から見えないようにしているそうだ。ふむふむ。

 

 

赤丸で印を付けた。ここに蜘蛛の絵が描いてある。

これは、「スパイダー君」といい、ルーパー部分とガラス面の間に入って、掃除する装置だそうだ。1年に1回の作動で綺麗さが維持できるとのこと・・。

 

 

こんな感じで使われるようだ。日本設計の社員さんが示してくださった写真を撮影させていただいた。

いやあ、この「スパイダー君」が働いているところを1度見てみたい。御用納め後が狙い時だろうか。

 

それから、それから。

 

 

本美術館の床で見かけるコレ。空調の吹き出し口である。

 

 

これを上げると、

 

 

このようになっている。手を当てると、そんなに強い冷気が上がってきているわけではなかった。

蓋の穴に工夫があるとのこと。穴が色んな方向に斜めに付いているのだ。

なーるほど!!

 

そして、床にあるのは空調だけではなく電源なども。

 

 

ほー。こんな感じで・・・。

蓋は、吸盤のようなグッズで引っぱって開けていた。

 

この後、ヘルメットをかぶって床下に入って、空調の配管や、電線なども見せていただいた。

 

「こどもたんけんツアー」では、この床下部分の見学が一番人気だそうだ。

割と狭いスペースなので、大人はしゃがんで「アヒル歩き」のように移動しなくてはならないので少し大変。子どもはその点、身軽なので楽しいかも・・・。

 

外から、ガラスカーテンウォールを見た。

 

 

下から上に向かって写した。赤い矢印で示した部分のレールのようになっているところを「スパイダー君」が動き、お掃除するそうだ。

大変気になる。

 

ルーパー部分のガラスに水玉模様が付いているのが見えるだろうか。

その水玉模様が日よけになっているようだ。ほー。

 

 

 

それから、ガラスカーテンウォールのルーパー部分は、下の部分にはなく、ガラスに線が描かれている。黄色い矢印で示した部分だ。

下までルーパーが付いていると、内側から外の景色が見にくいからだそうだ。

そして、この線が絵が描かれていると、外から見た様子に連続性が保たれ、違和感がないそうだ。

なーるほど。

 

この他、地下を見たり、外の建物の説明を受けたりもした。1時間半の楽しいツアーだった。

 

 

ツアーで、美術館スタッフから「アートライブラリー」の説明を受けた。

展覧会のカタログ、現代美術に関する図書などが自由に閲覧できるらしい。

実は、その存在を知らなかった・・・。

 

 

色々なパンフレットも頂いた。

真ん中のバッジは、ツアー参加記念に頂いた。

 

いやあ、参加できて本当に楽しかった!

 

 

 

 


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