読了!
「中国が愛を知ったころ」を読んで、張愛玲作品が読みたくなった。
傾城の恋 (著)張愛玲 (訳)池上貞子
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「金鎖記」、「留情」、「傾城の恋」の3編により構成されている。
「傾城の恋」については、「浪漫都市物語 上海・香港’40s」で「戦場の恋」というタイトルで読んでいる。
但し、読んだのは4年ほど前・・・物語はうっすら覚えているが訳については・・・。
今回読んだ「傾城の恋」は、3編とも主な登場人物が紹介されており、特に「金鎖記」、「傾城の恋」は家系図が掲載されていたので、大変分かりやすかった。
最近、張愛玲作品を合計6編読んだが、全ての作品において「とっても幸せな人」が1人も登場していないような気がする。
「傾城の恋」が一応ハッピーエンドなのだろうか・・・いや、最後にちょっと気がかりな一文もあり、「とっても幸せ」という感じでもないだろう・・。