本日、六本木の国立新美術館に行ってきた。
お目当ては、ルノワール展。
「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」も開催中、こちらも評判が良いようだ。
ということで、ド平日だが人は割と多く、何となくファッショナブルな感じ。
私は、当初の予定通り、ルノワール展へ。
先だっての「若冲展」のチケットを提示すると、な、なんと100円引き!なので、しっかり提示。
私は商売柄、予定が定まらないことが多く、「お一人様」で行動することが多い。若冲展も1人で行ったし、今日も1人だ。
「お一人様」の強い味方は、イヤホンガイドだと思う。
とても気に入った絵があったら、誰かに相づちを打って欲しかったり、誰かの感想を聞きたくなるものである。イヤホンガイドは相づちは打ってくれないので、イヤホンガイドの説明に対して、私が相づちを打つのである。
今回は、元・宝塚の宙組トップの大空祐飛さんと、声優として有名な緒方賢一氏。「へ~っ」とか「ほ~」とか思いながら鑑賞した。
今回の目玉作品のうちの1つ、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」に、印象派を擁護した批評家のジョルジュ・リヴィエールが描かれているとのこと。それが、この黄色い丸で囲った男性だそうだ。
※クリックすると拡大します。
イヤホンガイドで聞いて、私は思わず見入ってしまった。この絵の中で一番「イケメン」では?
これは、会場外に展示されていた複製。記念写真用?
今回、印象に残ったのは、最初に展示されていた「猫と少年」という少年の裸体像。ルノワールの描く男性裸体像は始めて見たかも(オルセー美術館蔵なので、もしかしてパリで見ているか?!)
「ポール・ベラール婦人の肖像」も良かった。モデル女性の聡明さがにじみ出るような感じ。
※これは、ルノワール展のチラシから。本物は全く違う色である。
モネにも似たようなモチーフの絵があったよな・・・と思って調べてみると、「アルジャントゥイユのひなげし」。そうそう。そうそう。
このほか、「田舎のダンス」、「都会のダンス」もやっぱり良かった。そろって来日するのは45年ぶりらしい。ほう。私は「田舎のダンス」に描かれている女性(ルノワールの奥様、アリーヌ・シャリゴがモデル)の表情に魅せられた。良い意味での「ドヤ顔」。
このほか、ルノワール以外の作品も良かった。
モンマルトル、サン=ヴァンサン通り(スタニスラス・レピーヌ)
※ ルノワールが描かないような、パリの通り。乾いてベージュ色の雰囲気。
モンマルトルの通り(テオフィル・スタンラン)
※ 鉛筆で書かれたスケッチのような作品。
モンマルトルのルピック通り(リュドヴィク・ピエット)
※ 水彩の小作品。
おおお。これは、「MIYAKE ISSEY展」関係のオブジェでは?ユニーク。
そして、本日は、国際博物館の日ということで、なんと「MIYAKE ISSEY展」は、入場無料とのこと!
なので、早速会場に向かった。(続く)