本日、読了!
最近、あまり読書できなかったが、やっと読めるような雰囲気になってきた。
嬉しい。
今晩から新しい本も読める!ああ、嬉しい。
二度寝とは、遠くにありて想うもの (著)津村記久子
- 二度寝とは、遠くにありて想うもの/講談社
- ¥1,620
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漫画家・木下晋也氏のイラストが何とも言えないほどマッチしている。
芥川賞受賞作家・津村記久子氏のエッセイ。
「やりたいことは二度寝だけ」に続く2冊目。
★ 本書より、メモ ★(太字は本書からの引用)
作者は、インターネットで調べ物をよくしていたそうだ。
ところが、直ぐに忘れたり、「身になっていなかった」そうだ。
確かに。私は、現在、仕事上での調べ物はネット頼みだ。
しかし、あっという間に忘れてしまう。全て身になっていたら、かなりの知恵者(?)になっていたに違いない。
「インターネットでの調べものは、手軽に次々と見られて、情報がある程度小分けにされているぶん、自分の知りたいところを摘まみ食いしても、概要を摑めた気分になるのではないか」
なるほど。
それから・・・・。
「大阪梅田の地下街には、お菓子を購入するためのものすごい行列がある。さる百貨店の、ンパパ(いろいろ細かいことを書くので仮名にします」というお菓子を売る、ラ・フェリア・デ・ンパパ(こちらも仮名)という店には、いつも行列ができている」
これって?!
もの凄く気になる。
もしや・・・・
これ?(昨年、本店で「爆買」したもの)
以前、お世話になっていた会社の方に、「○○百貨店に行ったら、行列が短かったから思わず買っちゃったのよ」といただいたことがある。
その方によると、東京・新宿にある某百貨店のこちらのお店にはいつももの凄い行列が出来ているとのことだった。
状況が似ている・・・大阪でも行列が出来ていたのか。
そう、本店でも行列が出来ていた。
それから、本書には、著者が美術展を訪れた記録も掲載されていた。
私が行った展覧会にも行かれていて、「おお、あの絵を津村氏はこのように観賞されたのね」と興味深く読んだ。
本書にユーモラスに紹介されていた「吉備大臣入唐絵巻」。
著者は「ボストン美術館展」で観賞。
うーむ。
興味を引き立てられる。
この絵巻を解説する図書も沢山出ているので、チェックしたい。
「北魏 石造仏教彫刻の展開」展で、著者がその微笑みに魅せられた、
「菩薩立像頭部 河南省龍門石窟賓陽中洞将来」
という仏像も気になり、調べ見てみた。
確かに、チャーミングなお顔の菩薩様である。
昨年は、神社巡りを楽しんだが、今年は「仏像」も視野に入れようか・・・。