10日近く前に手に入れた。
私の姉・千種清美の最新作である。
伊勢西国三十三所観音巡礼 (著)千種清美
本書の最初の部分に、姉の観音巡礼を始めたきっかけが書かれていた。
祖母の遺品整理で御朱印帳を見つけ、祖母が西国三十三所観音巡りをしていたというのだ。
びっくり。
私も知らなかった。
特定の寺院に「お参り」に行っていた印象はあるが、御朱印帳まで持って巡っていたとは。
そして、最大のびっくりは本書の帯である。
な、なんと、あの、常盤貴子氏が!!
姉が昨年4月から今年の1月にかけて三重テレビで放映されていた特別番組「にっぽんの道」の脚本を担当、常盤貴子氏が出演、というご縁で書いていただようだ。
ほう。
私も「推し」の観音様に出会いたいと思う。
姉の観音巡礼は連載に合わせて月に1度で、4年かけてのものだったよう。
私は、三重県に年に何度も帰省しないので、それこそ、踏破まで何年かかるか分からないが、自分のペースで、近くに行く機会があれば逃さずお参りしたいと思う。
きっと観音様は待っていてくださるに違いない。
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「伊勢西国三十三所観音巡礼」の発売が6月20日、ネットを通して注文し、届いたのが6月24日「京都航空便」の日だった。
「鍵善良房」の「甘露竹」を味わいつつ、ページをめくった。
「恵日山 観音寺」、即ち「津の観音さん」のページを眺めつつ、冷茶を飲みつつ、甘いものを食べつつ、祖母に連れられ、姉と一緒に、観音さんの池にいた亀を眺めて、みたらしだんご屋さんによく行っていたなあ…と思い出していた。