読了。
2023年本屋大賞6位の作品である。
君のクイズ (著)小川哲
主人公は、クイズプレーヤーの三島玲央という社会人の青年。
生放送のクイズ番組の決勝戦で、驚異的な記憶力を持つプレーヤーの本庄絆と対戦する。
最後の勝敗を決める問題で、問題が読まれる前に本庄絆が回答し、正解。
そして、優勝となる。
本庄絆はどうして正解が分かったのか、多くのクイズプレーヤーが「ヤラセ」だと考えるなか、三島玲央はヤラセだと思えず、本庄絆の過去の出場した大会の記録、録画を見たり、きょうだいと会って話したりして、探っていく物語。
クイズ番組で、問題が読み終わらないうちに回答ボタンを早押しするシーンは何度も見たことがあるが、その時のクイズプレーヤーの脳内を考えたことはなかった。
こんなことを考えて正解を推理していたとは…。
本書は比較的軽量なので、移動にも持ち歩き、久々に「一気読み」をした。
さて、主人公・三島玲央の対戦相手が問題が読まれる前に答えた正解は、
「ママ、クリーニング小野寺よ。」
これは山形県に本社のある実在のクリーニング会社らしい。
検索してみると、
「商号 “ママクリーニング小野寺よ”」
「法人名 株式会社小野寺ドライクリーニング工場」
とあり、「しみ抜き」が得意なクリーニング屋さんのようだ。
クリーニングお願いしたいかもしれない。
**************************
現在、我が家はお菓子富豪である。
JR名古屋高島屋地下の「すや」で求めた「栗饅頭」。
「すや」の「栗きんとん」は東京のデパートでも求めることができるが、こういうお菓子は難しい。
栗がたっぷり入って大変美味しかった。
湯呑とお皿は脇山さとみ氏、お盆は堀宏冶氏の桜の四角盆である。
お饅頭や最中のお茶タイムにはこの組み合わせを選ぶことが多い。