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川瀬巴水展

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平塚市美術館に行ってきた。

 

 

特別館長の草薙奈津子氏の「美術館へ行こう」にも紹介されていたユニコーンの像、記念撮影させていただきました。

 

 

思っていた以上に大きく、ビックリ。なんだか可愛らしい。

 

さて、待望の川瀬巴水展である。昨年度に開催される予定で、私も大変楽しみにしていたのだが、中止。今回は荒井寿一コレクションのみで再構成し開催とのこと。

5月16日のNHK日曜美術館「アートシーン」でも紹介されていた。

 

本展覧会は、数作品、写真撮影可、ということで、私も撮影させていただいた。

 

旅みやげ第二集 金沢下本多町」(渡邊版 木版、紙 大正10(1921)年9月2日)

 

 

解説パネルによると、巴水は、写生旅行に出かけ、帰京して作品を制作することを繰り返していたようだ。「旅みやげ」シリーズは本出展目録をみると、第三集まである。

この「金沢下本多町」の夏空と女性の日傘、着物、お屋敷の大木・・・ああ、私も旅をしたいと思った。

 

東京二十景 芝増上寺」(渡邊版 木版、紙 大正14(1925)年)

 

 

本作品は、10月2日からのSOMPO美術館「川瀬巴水」展、現在休館中の府中市美術館の「映えるNIPPON 江戸~昭和 名所を描く」展のチラシにも使われている。

 

東海道風景選集 馬入川」(渡邊版 木版、紙 昭和6(1931)年)

 

 

変わり摺りの2点。上は春で、下は秋だろうか・・・

 

 

鶴ヶ岡八幡宮」(渡邊版 木版、紙 昭和6(1931)年11月)

 

 

昭和6年の作品とあって、描かれた人物の服装がモダン。

 

 

増上寺の雪」(渡邊版 木版、紙 昭和28(1953)年)

 

 

こちらの人物も真ん中の女性は和装だが、左の女性はコートにショートブーツ。

 

 

元箱根見南山荘風景絵はがき」(無記載(渡邊版)木版、紙 昭和10(1935)年頃)

左から、

湖畔茶室の夜雨」、「つつじ庭に遊ぶ二美人」、「あけび橋の月

 

 

写真撮影不可であったが、

『東京日日新聞附録 講談と落語』p.20挿絵 談洲楼燕枝「落語 初節句」に描かれた男の子の顔が「僕は何にも知りませーん」とか、「実は何にも考えていませーん」というような表情で、大変ユニーク。巴水はこんな人物も描くのだ・・・と認識を新たにしたのであった。

 

本展覧会は、巴水による本の装丁、挿絵などまで展示されており、私が今までに知らなかった巴水の作品に触れることができ、大変良かった。

 

今後の状況を見て、できれば様々な展覧会を訪れたいと思う。

 


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