9月10日にサントリー美術館に行ってきた。
メンバーズ内覧会である。
スライドレクチャーにも参加。
「美濃焼」の産地は昭和5年まではっきりしていなかったようだ。
陶芸家・荒川豊蔵が、それまでの瀬戸で焼かれていたという通説に疑問を持ち、美濃の古窯跡で陶片を発見し、その発見から調査や研究が進んで、志野、黄瀬戸、黒瀬戸も美濃の窯で焼かれていたことが分かったそうだ。
ほー。
その荒川豊蔵の作品も本展覧会で多数展示されていた。
もともと黄瀬戸が好きで、本展覧会でも素敵な作品が多く、惹きつけられたが、
鼠志野も良かった!
スライドレクチャーでは、鼠志野の制作方法にも言及された。
偶然残った「掛け残し」を見立てて、それに描き加えて絵にしていくとのこと。
ふうむ・・・。こういう偶然の美しさというか、面白さに惹かれる。
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「季節の麩あんみつ 和栗」を食べる。
私は栗が大好きなのだ。和栗あん、渋皮和栗、栗甘露煮・・・・ああ・・・美味しかった。
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そして、この翌日である11日、新宿の伊勢丹の「伊藤千穂個展」に行った。
昨年10月の銀座三越「時を繋ぐ茶箱展」で、伊藤千穂氏の作品に出会った。
黄瀬戸の旅持ち茶碗を購入。
その時からのファンで、機会があれば色々作品を見てみたいと思っていた。
今回は、この作品を購入。
やはり旅持ち茶碗。小ぶりの抹茶茶碗である。
いやあ、良いねえ!モダンな感じもするし、古き良き感じもする。
オシャレで片づいた空間で使いたい。がんばって部屋を片付けよう。
私が訪れた時に、伊藤千穂氏もいらして、少しお話しさせていただいた。
前日に訪れた「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 -美濃の茶陶」展も話題になった。
いやあ、タイムリー。
何だかとっても楽しく、嬉しい時間だった。