本日読了。
私が初めて読んだ柚木麻子作品は、「アッコちゃん」シリーズの「ランチのアッコちゃん」である。
派遣社員だったアッコちゃんがどんどん成長していく姿は痛快だった。
そして、物語には「食べもの」が大きな役割を果たしていた。
その後、色々な柚木作品を読んでいったが、やはり魅力的な「食べもの」が多数登場する。
また、その描写なんかが、とっても魅力的で、「食べたい!」と思うものばかりだ。
本作品は、第157回直木賞候補にもなり、大変話題になった。
BUTTER (著)柚木麻子
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主人公は、3件の殺人事件で逮捕された「カジマナ」こと梶井真奈子を取材する女性記者である。
このカジマナは、首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗がモデルなのは言うまでもない。
私は、この「首都圏連続不審死事件」にはあまり詳しくなかったので、巻末に「参考文献」にあげられていた『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』、『毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ』を読みたいと思った。
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本作品こそ、魅力的な食べものが多数描かれている。
タイトルにもなっているバター。
まずは、エシレ。250gでこの値段である。近所のスーパーで50gのものを見たことがある。
そして、国産では、カルピスバター。こちらも有名。近所のスーパーで「乳製品1割引」のときに購入したことがある。
ちなみに画像のものは450gの製品。
本作品の「カジマナ」は、新潟県出身なので、新潟県の美味しいものも多数登場するが、バターは、佐渡バター。
これは、新潟県のお土産物屋さんで見たことがある。買おうか迷ったが、値段で断念(小市民なので・・・)。
次回、新潟県を訪れるときは、購入してみようかと思っているが・・・。
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この他にも、本書には魅力的な新潟県の美味しいものが書かれていた。
「あちらでは冠婚葬祭で食べるらしい「プラリネ」というケーキ」
「レーズンとバタークリームの渦巻きパン」
「ル・レクチェの羊羹」
「ヨーグルト工場直営のチェーン店で食べられるらしいバターたっぷりのワッフル
「古町にある大きなカツの載った丼」
「竈炊きのご飯専門店のお膳」